2020年の米大統領選をめぐり、当時のツイッター(現X)で偽ニュースの拡散に大きな影響力をもった少数のユーザーは、保守的でやや高齢の女性の割合が高かったとする分析をイスラエルの研究グループがまとめた。「ソーシャルメディアを操ろうとするのは、若いオルタナ右翼の男性ハッカー」というステレオタイプを覆す成果だとしている。米科学誌サイエンスで論文を発表した。 論文によると、研究グループは前回の大統領選が行われた20年8~11月にツイッターを利用していた登録有権者約66万4400人のデータを分析。このうち0・3%に相当する2107人が、調査対象者たちの間で共有された大統領選についての偽ニュースの80%に関与していることが明らかになった。