フォーネスビジュアスは、少量の血液から約 7,000 種類のタンパク質を測定することで、「将来の疾病リスク」と「現在の体の状態」を可視化します。この技術の開発の裏側には、世界中のバイオバンクの協力がありました。フォーネスビジュアスはどのようにして開発に至ったのか。その研究開発の裏側について解説していきます。 前の記事:700以上の論文などにも引用、7,000種類のタンパク質を一括で測定する世界初の技術はいかに生まれたか? 目次 健常者が病気になっていくプロセスをもとにリスクモデルを設計 「遺伝子検査」との違い 健常者が病気になっていくプロセスをもとにリスクモデルを設計── なぜ約 7,000 種類の血中タンパク質から「将来の疾病リスク」と「現在の体の状態」がわかるのでしょうか? 和賀巌(以下、和賀) フォーネスビジュアスが提供する将来予測には世界中のバイオバンクの先生方の協力がありました。