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ブックマーク / note.mu (10)

  • 父が市議会選挙に落ちた代償はお金だけじゃなかった|ほんまさゆり|note

    「俺、市議会議員の立候補することになったから」 ひさしぶりにかかってきた父からの電話。その声はやけに明るく、あまりに突然で意味不明であった。それに対して返した言葉はこうだ。 「いいんじゃない。人生一度きりだしやりたいようにやったらいいんじゃない。協力できることはするよ。」 なんの根拠もなしに父のサポートをあっさりと引き受けていた自分がいた。わたし自身、人と違う生き方を何年も前からやっているからか、驚きはしたものの「ええやん父」くらいにしか思っていなかった。世の中をなめてる娘の67才になる父の挑戦だった。 ここだけみると「親子仲がいいんだな。これからあたたかい物語が始まるのかな」そう思うかもしれない。しかし、選挙戦というのはそんなにやさしいものではなかった。辛酸を嘗める物語が始まる。 母親の悲痛な叫び新潟から実家の千葉に帰ることができたのは選挙公示日(2019年4月14日)の1週間前だった。

    父が市議会選挙に落ちた代償はお金だけじゃなかった|ほんまさゆり|note
    ornith
    ornith 2019/07/25
    外からはわからない大変さが垣間見える、心打たれる記録でした。つらい……。/“どうか、考えの違いで誰かを攻撃しないでください。政治で人間関係が崩れる瞬間というのは、見ていて本当に痛ましいものです”
  • いつか怪物になるわたしへ|おかき大明神|note

    女子高生と山月記 「虎になる」というフレーズが流行った。 高校時代の話だ。かつて鬼才と呼ばれた男が、己の心に潜む獣に振り回されて虎になる話を習った。重い題材なのにどうにも心にひっかかる上、人間が虎になるという衝撃的展開に驚いた。加えて「尊大な羞恥心」だとか「臆病な自尊心」とかいう妙に語呂の良いワードが登場することから、わたしたちは授業が終わってもこの話を忘れられず、結果「虎になる」というフレーズを局地的に流行らせた。 わたしたちは虎になった。主に葛藤してどうしようもない時や人間関係が煩わしい時、そして自分が嫌いになった時に。具体的に言うならテスト前や恋愛にまつわる他者とのいざこざ、理想と現実の狭間でもがいた時に、現状の気怠さを「ほんと虎になるわあ」と溜息交じりに吐き出したのだ。 仲のいいグループだけで使う暗号のような、気怠さの共有コードのような使い方をしていたのに、いつしか他のグループにも

    いつか怪物になるわたしへ|おかき大明神|note
    ornith
    ornith 2019/07/13
    読み応えのある名文。折に触れては読み返したい。/“耳に優しい言葉を聞いて、見たいものだけを見て、自分の世界を深めていく。それは風の吹かない部屋で延々と穴を掘ることと何が違うのだろう”
  • MusicFMを使っている高校生が大人になっていく。|あおいで|note

    *この記事についていろいろ考えた結果、八か月後に改めて記事を書きました。こちらと併せて読んでいただけるとありがたいです。 高2になって最初のホームルームの自己紹介、私は一か八かで、 「バンドが好きです。 ASIAN KUNG-FU GENERATION、とか、好きです」 と言った。あえて略さず言った。 なんだそれ知らねーwといった具合にちょっと笑ったやつがいたので、そいつの顔は一生忘れない。 (※大人の皆さんへ※ 現在の高校生でアジカンを知っている人は多くないよ!) 「ねえねえ、アジカン好きなんやね!」 その後の自由交流タイムのときに、そう話しかけてきた子がいた。彼女も自己紹介で「バンドとかよく聞きます!」と言っていた。挙げていたのは、どれも若者を中心にヒットしているバンドばかりだったけれど。 私はアジカンを知っている高校生に出会ったことに衝撃を受け、 「えっ、アジカン好きなの!? まじで

    MusicFMを使っている高校生が大人になっていく。|あおいで|note
    ornith
    ornith 2019/02/25
    “いくら教育を受けたって、「みんなやってるし」ということで自分もしてしまう”/この雰囲気が教室内や友人グループの中で蔓延してしまったら、個人としては抗いようがないよね……。
  • 母が毒親の一線をこえたあの日、子供時代が終わってしまった|瀧波 和賀|note

    去年書いたトトロの記事に、大きな反響をいただいた。 今からはじまる物語は、この記事の「ゼロ話」である。 小学3年生の初夏。 9歳になったばかりの私は、「子供の権利」を手放した。 これは、私の子供時代が、無残に終わってしまった日のお話。 ずっと消えない壊れた時間が、いまもここに、残っている。 親の毒を味わうしかない、サビシイ子供だった「わたし」から、今日もどこかで子供と関わる、すべての人へ。 「好きじゃない方の子供」だった、わたしひとつ年下の弟がいる。 3歳くらいのときから、母は私よりも弟のことがカワイイのだな、とハッキリ理解していた。 誰になにを言われるでもなかったが、ちょっとした声かけや態度の差から、幼いながらに読み取れたのだ。 例えば保育園の帰り道。 歩いていて転んだとき、母は私に「も~なにやってんのよ、大丈夫?」と迷惑そうな視線をよこした。 しかし弟が転んだ時には、言葉より先にかけよ

    母が毒親の一線をこえたあの日、子供時代が終わってしまった|瀧波 和賀|note
    ornith
    ornith 2019/01/24
    読んでいて苦しくなるほどの体験だった……けれど、読めて良かったと心底から思った。多くの人に最後まで読んでほしい。/“「子が親にむける信頼を、逆手にとって利用すること」は、史上最悪の凶器なのだ”
  • 「いい作品は勝手に伸びない」という話|わかばさん|note

    「動画のご視聴ありがとうございます!よかったらチャンネル登録をお願いします!」 YouTubeの動画でよく聞く言葉だ。 YouTubeにはユーザーに個別の『チャンネル』というものがある。ニコニコで言う『コミュニティ』みたいなものだ(視聴は登録しなくてもYouTubeでは可能だが)。Twitterでいえば『フォロー』に該当するものだろう。 YouTubeでの動画再生回数を増やしたい。チャンネル登録者数は多ければ多いほど、いつも見てくれる人たちの数が多くなりやすいので、動画再生数が伸びる確率も上がる。なので見てくれた人にはぜひチャンネル登録をしてもらいたい。そのためにはまず見てもらう方法をできる限りこなしていきたい。だからTwitter等にもサンプル動画を貼って、編動画を観てもらう。そして気に入ってくれたならぜひチャンネル登録をしてもらう。なるべく手軽に登録してもらうために、来の登録ボタン

    「いい作品は勝手に伸びない」という話|わかばさん|note
    ornith
    ornith 2018/03/18
    これはあると思ってる。/“いい作品が伸びるのではない。いい作品が、多くの人に見てもらったから伸びている“ “伸びたからいい作品、ではない。見て、これはいい作品だと思った人が、その作品では多かった”
  • 10年以上分からなかった推しキャラの傾向が分かったら哀しくなった話|わかばさん|note

    みんなの好きなキャラクターってどんな要素がある? メイドキャラが好き?いいよねメイド。俺もご主人様になりたい。男の夢みたいなところあるよね。しっかり者メイドさんも良いしドジっ子メイドちゃんも違った良さがあるよね、わかるわかる。 ロリキャラが好き?かわいいよな!そうそう、大人には出せない愛くるしさ、周りの人より小さいってハンデをなんとか一生懸命カバーしようと頑張ってる姿は見てて狂おしいほど好き。自然と上目づかいになっちゃうのもたまらない。そして何より年上キャラでもロリキャラは成立するから正直ズルいなぁと思う。 無口キャラか……うん、それもすごいわかるよ。意図的に話さない子もいればコミュ障が強いって子もいるよね。そんな子が自分にだけ喋ってくれた時の優越感?幸福感?言葉にしがたい感情があるよね、無口キャラだけに! みんなそれぞれ好きなキャラクターの傾向がある。自覚している人もいれば、「いやよくわ

    10年以上分からなかった推しキャラの傾向が分かったら哀しくなった話|わかばさん|note
    ornith
    ornith 2018/03/02
    「オホホホホあらやだ奥さんわかるわー、オタクってそういうところあるわよねウフフフフ」とニヨニヨしながら読んでいたら、最後でヒェッ……ってなった。気づいてしまったか……。
  • もしも30代前半男性フリーライターが正規雇用の平均給与を稼ぐとしたら……ライターの見積もり話|サクブン|note

    これはフリーライターの見積もり話です。特にメディアライターに重きを置いてまとめます。 年齢に応じて上下しますが、国税庁の民間給与実態統計によれば、30代前半の正規雇用でもらう平均給与は男性が457万円、女性が315万円だそうです。非正規になると年代別のグラフは見当たらず、全年齢の平均額は男性が227万円、女性が148万円に落ち込みます。 出典:平成28年分 民間給与実態統計調査 もう1度いいますが、これはフリーライターの見積もり話です。 一方で、内閣府経済社会総合研究所の国民経済計算年次推計によれば、1労働者が仕事により得た売上のうち会社から支払われる割合を示す「労働分配率」は、2015年度で67.8%でした。 出典:平成27年度 国民経済計算年次推計 いよいよ、フリーライターの見積もり話がはじまります。 仮に30代前半の男性フリーライターが同性の正規雇用の平均給与を得ようとしたら、「45

    もしも30代前半男性フリーライターが正規雇用の平均給与を稼ぐとしたら……ライターの見積もり話|サクブン|note
    ornith
    ornith 2017/11/12
    つらい。/“つまり、1記事50,000円で受注しても、正規雇用の30代男性平均給与に届きません”
  • 年間200回会食に行った広告営業担当の店舗リスト72 【前編】|Kota Fukuda|note

    元DeNAの広告営業として、様々なお客様と会をご一緒する機会も多かったので、お店リストを作成しました。 【項目】 ①所在地 ②料理ジャンル ③店舗名 ④URL ⑤予算(一人当たりかかった金額) ⑥個室有無 ⑦おすすめ度(主観) ⑧コスパ ⑨総合代理店部長以上をお誘いしてもOKな感じか  もう二度と行かないと思っているお店は記載をしておりません。  ■初めに ・会は基的には個室を予約する ・その場でアラカルトを頼むのは、頼んでいる時間がもったいないので事前にコースを予約しておく ・事前に「肉にしますか、和にしますか、苦手なものはありませんか」くらい聞いておいて店は選ぶ ・会の日程がどんなに先でも、会が決まったら即日もしくは翌日までに店は予約して、お店を伝えること。 早いだけで気分がよいし、キャンセル予防にもなる ・相手が普段どんなお店にどれくらい行っているのか、味重視なのか/雰囲

    年間200回会食に行った広告営業担当の店舗リスト72 【前編】|Kota Fukuda|note
    ornith
    ornith 2016/03/26
    しゅごい……大和寿司しか知らなかった……。
  • おばさんたちはinstagramに来ないでほしい。|かおりんた|note

    叩かれそうだけど、正直な気持ち。 この間、カフェで友達と話してたら 近くに座る40代くらいの主婦が 「最近の、あたらしいスマホのやつ、なんだっけあれ?いんすたぐらむ??はじめたいと思ってるんだよね」 「ぁあ!あれダウンロードしてみたけど、ふぇいすぶっくとの連携ができなくてまたできてない」 みたいな会話をしてた。 お願いー 目上の方々、おじさんおばさんは インスタやらないで こんなこと言える立場じゃないので まぁいちユーザーの戯言だと思ってください facebookの若者離れが話題になってるけど それっておじさんおばさんが始めたからだと思ってる。 だって、親や親戚のページ見たくないし、 自分の見られたくないし、 小学校の時の先生から申請きた時は どうなることかと思ったよ。 断れないし。 そりゃどんどん若者は離れるよ。 意味不明な広告も増えるし。 だってそれまで、 Facebookは友達とだけ

    おばさんたちはinstagramに来ないでほしい。|かおりんた|note
    ornith
    ornith 2016/01/31
    一般層=身近な大人に普及したら息苦しくなるかも……という気持ちはわかるなー。たまに中高生が話している「いい年した大人がツイッターww」ともつながりそう。でも、ネットは若者だけのものでもないわけで。
  • 同人誌の印刷資金を募って見えてきたこと|星井七億|note

    以前、noteで「同人誌の印刷資金をクラウドファンディング方式で集める」という記事を書いた。ひとり2000円で同人誌の印刷資金の出資を募り、その見返りとして出資者には新刊一部+書きおろし掌編付きペーパー(希望出資者の名前記載)+出資者のリクエスト小説一篇を送るという『実験』だった。 ありがたいことに結果的には42000円ほどの出資が集まり、100部の同人誌を刷ることができた。もっともnoteのプラットフォーム利用料+振込手数料を差っ引かれるので実際に振り込まれた金額は38000円ほどで、ギリギリ印刷費用(40000円弱)に到達できていない。しかし目標の金額は半分の20000円だったので、そういった面で実験は「成功」である。 出資者への『見返り』の内容を見れば正常な金銭感覚や労働観の持ち主ならすでに理解できていると思うけれど、これは単純な労働対価としてみると僕にとって相当割が合っていない。多

    同人誌の印刷資金を募って見えてきたこと|星井七億|note
    ornith
    ornith 2014/12/08
    “「コンテンツ力の高い人ほど、他者のコンテンツを享受するのにお金や労力を割くことを惜しまない」”
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