今回は、前作「ブレードランナー」から3つの短編「ブレードランナー2022:ブラックアウト」「ブレードランナー2036:ネクサス・ドーン」「ブレードランナー2048:ノーウェア・トゥ・ラン」、そして最新作「ブレードランナー2049」までの全てを徹底的に解剖していきたいと思います。 記事の性質上、本編のネタバレを含みますのでご了承ください。 かなりの長文になることが予想されますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 すべてを読む覚悟はあるか— 概要・あらすじリドリー・スコット監督がフィリップ・K・ディックの小説をもとに生み出した1982年公開の傑作SF「ブレードランナー」から、35年の時を経て生み出された続編。 スコット監督は製作総指揮を務め、「メッセージ」「ボーダーライン」などで注目を集めるカナダ出身の俊英ドゥニ・ヴィルヌーブ監督が新たにメガホンをとる。脚本は、前作も手がけたハンプト