記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 2014年から2015年にかけて、オープンデータやビッグデータに関連する数々の賞を獲得した新手のサービスがある。住宅の間取りや構造、町や駅のブランド力などを多面的に考慮しながら不動産物件の販売価格を予測する「GEEO(ジーオ)」だ。買い主が不利になりがちな市場の不均衡を是正すべく、同サービスを単独で開発したデータサイエンティストの小谷祐一朗氏に、新サービスの立ち上げの経緯と国内におけるビッグデータ活用の課題を聞いた。 ――公開されたデータを駆使して不動産価格を査定するサービス「GEEO」が注目されています。その立ち上げにあたって、どういった問題意識があったのでしょうか。 小谷 祐一朗(おたに ゆういちろう)氏 おたに代表取締役 米国の大学院でデータ分析を学ぶ。帰国後の2010年