かまくらブックフェスタ*1の手伝いに行く。出版社(者)の集う本のお祭り。ふだん書店ではなかなか逢うことのできない、本をつくっている人たち。本によせる愛がじわじわと伝わってくる。こんな人がこんな想いで作った本。お話をして一緒に笑いながら、本を買うことの出来るしあわせ。 医学書院さんのテナントに、緑色のでかいスライムみたいなヤツがいる。不気味に一つ目がついている。 「…それは何ですか?」と訊いてみた。 「これは他力本願なロボットなんです」 人のそばに近寄って、むにゅむにゅ喋るだけのロボット。仲間に、ゴミ箱型ロボットだけれど拾う手がついておらず、ゴミの傍まで近づいてオタオタするだけ、というのもいるらしい。近くにいる人が「しょうがないなぁ」とゴミを放り込んでくれる。人に頼らないとお役目を果たせないロボット。 お話を聞いて面白くなって、そんなロボット開発者の先生の本を買う。 弱いロボット (シリーズ