(手応えについて)この原作と構成を思いついた奴は偉いな、というくらい正直に言って自分でも驚いています。全て最初から考えていたなんて、とても言えません。それくらい、作品としてはみ出している魅力を感じています。 (発表媒体について)メディアが何であるかに関してのこだわりはありません。 (映画論について)あまり作り手のメッセージを強く押し出したものはつくるべきではないというのが僕の考えで、そういう意味ではG-レコでも作品の中でも何かを声高に訴えようとはしていません。 映画というのはエンターテイメントであると同時に歴史的な資料にもなるということなんです。プログラムピクチャーにも資料性の高いものがたくさんあります。また作り手の立場で見た場合、当時のスタッフがやっつけ仕事をシテイルカ一生懸命に作ったか、それともまあまあのところまでか、少なくとも3段階の区別がつくようにもなりました。映画というのはタイム