「部活のために授業を減らせ」 24日、スポーツ庁の有識者会議において、「中学・高校の部活の休養日を週2日以上とする」ガイドラインがまとめられた。しかし、それに対して日刊スポーツの金子航記者(編集局野球部次長)が、「部活でなく、授業を減らせばいい」との論説を発表し、物議を醸している。 教員の働き方改革が待ったなしの状況なのは理解できる。多忙でどうしようもないならば、部活でなく、授業を減らせばいい。学業指導は学習塾にかなりの部分を依存している現状で、仮に授業時間が3分の2になって、勉強ができなくなって困る生徒は、果たして、どれほどいるのだろう。ゆとり教育の失敗を反省し、学習指導を改革すれば、授業時間削減の再挑戦も可能ではないか。無駄な会議や報告書類の作成など、負担の源はさまざまとも聞く。改革のメスを入れるべき点が、そもそも間違っている。 出典:金子航「野球手帳:順番を間違ってないか、公立高の部