複数メディアは15日、ドナルド・トランプ米大統領が10日にホワイトハウスでロシア外相らと会談した際、過激派勢力のいわゆる「イスラム国」(IS)に関する重要機密情報を、セルゲイ・ラブロフ外相らに明らかにしたと伝えた。一方で、政権のハーバート・マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、既知の作戦に言及しただけだと反論し、報道内容を否定した。 これに対して、最初に報道した米紙ワシントン・ポストは、「情報源や手法や新しい作戦については話していない」と政権側は反論するが、記事は大統領がそうした内容をロシア側に話したとは書いておらず、大統領が情報源などの特定につながる内容を明かしたという自分たちの報道への反論になっていないと批判している。