現代を舞台にした魔法モノとして白眉といってもいいだろう。同様の作品はいくつもあるが、非常に余裕を持った書き方をしつつ、頭二つ分、大西科学氏の著作の出来がよい。これを三ヶ月で書けるのか……。 ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫 (GA文庫) 作者: 大西科学,銀八出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2006/12/14メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (52件) を見る 子供向けにワザと伏線を見え見えにしているくせに、本読みにもアッと思わせる独語での伏線を入れていたりするから小憎らしい。 2巻でいよいよ「ジョン平の特殊能力がア●●・マ●●●・●ェ●であることが明かされるのか!」と思ったら、明かさないし。引っ張る引っ張る。こーゆー見え見えの伏線をベストのタイミングで明かそうと引っ張るテクニカルさというのはどこから出てくるのだろう。 あと 「