2006年07月17日01:00 カテゴリ書評/画評/品評 導きの星、小川一水 コメント欄で複数指摘のあった谷甲州の新作をAmazonで探しているときに、「俺を買え」オーラを強く感じたので買ってみたところ大当たり! 導きの星 小川一水 David Brinの「知性化モノ」なんか目じゃないゾ。 と、切り出したように、本作品も「宇宙文明による別宇宙文明の育成」というのが主題ではあるのだけど、Brinのノーテンキな「人類トクベツ」「人類マンセー」と比べてると、本シリーズの方がずっと説得力がある。それでいてきちんとハッピーエンドになっているのもすごい。 長さが適切なのもうれしい。全四巻、1000ページを超える大作ではあるのだけど、最近のいわゆる「ラノベ」の多くがジャンプの連載じゃあるまいしだらだらと続ければいいってもんじゃないでしょ、ARIELって何巻あるの?20巻ですかそうですか、というキレのワ