農林水産省の郷土料理100選。 そのひとつに認定されているのが、深川めしだ。 ざく切りしたネギと生のアサリを味噌で煮込み、炊き立てご飯にぶっかける。 江戸時代、深川浦(現在の江東区付近)で生まれた漁師飯で、簡単、迅速、美味の3拍子が揃った、江戸を代表する郷土料理。 今でいう、ファストフードのようなものだったらしい。 『鬼平犯科帳』などで知られる作家・池波正太郎も大ファンの一人。 東京に住んでいるのなら、東京に訪れたのなら、一度は食べておきたいところだ。 今回は、都内に絞って深川めしを味わえる、オススメのお店をご紹介しよう。 深川釜匠 地下鉄「清澄白河駅」から徒歩2分。 あさりと秘伝の出汁で煮込んだ”ぶっかけ丼”は、熱々のご飯に旨味エキスがたっぷり染み渡り、スイスイと食べ尽くしてしまえる。 同店の特徴は、生卵が1個トッピングされていること。 あっさりとした出汁にコクが加わり、今までに食べたこ