鰻が食べたい……! ガッツリとうな重を食べたいわけでもないが、仕事に疲れた身体が、涙目ながらに鰻を欲しているのだ。 日本酒をチビチビ舐めながら、鰻をチマチマ頂きたいのだが…… と思っていたら、ピッタリの店があるではないか! 日本最大の歓楽街・歌舞伎町。 “不夜城”とも称されるこの地に暖簾を掲げている『新宿 うな鐡』と『鰻将本店』。 上品な”うな重”だけが、鰻ではない……! 私達が持つ鰻への固定概念をことごとく打ち砕いてきた、老舗の鰻専門店である。 肝、かぶと、レバー、くりから、ばら、ひれ…… 様々な部位を串に刺して焼くスタイルが特徴的で、鰻1匹を余すことなく楽しめる。 香ばしく焼かれた部位は、いずれも鶏肉にはない、鰻だけが持つ濃厚な味わい。 こればかりは食べてみなけりゃ分からないが、今回はその魅力を出来る限りお伝えしよう! 歌舞伎町と共に刻む歴史。 注文した料理が届くまで、ちょいと小話をひ