1,888年。 世界最初の映画『ラウンドヘイ・ガーデン・シーン』が発表された。 日本が世界との交流を本格的に始めた明治初期。 フランスでは”ルイ・ル・プランス”という発明家が、単レンズカメラを使用した映像作品=映画を生み出していたのだ。 同作品が発表されて以来、次々と新たな作品が誕生。 それらはいずれも音声や音響の入っていない、サイレント映画(英:silent film)。 通称・無声映画と呼ばれるもので、今のような”音”を取り入れる技術が進歩するまで登場し続けていた。 褪せたフィルムの独特な色合い。 音がないからこそ注目してしまう映像美。 そこには、現在の作品にはない、ノスタルジックな空間が息づいている。 当然、ほとんどのサイレント映画の著作権は失われている状態。 YouTubeで数多くUPされているので、今回はその中から3作品を厳選してご紹介しよう。 『ラウンドヘイ・ガーデン・シーン』