安倍晋三首相は18日、連合が26日に東京都内で開くメーデー中央大会に出席する方向で調整に入った。連合の招待に応じるもので、自民党政権では2001年の小泉純一郎元首相以来13年ぶり。首相としては、今年の春闘で自ら経済界に賃上げを呼び掛け、これに応じる形でベースアップ回答が相次いだことを政権の実績としてアピールしたい考えだ。 公明党の山口那津男代表も18日の参院議員総会で「政労使の協議の場を設け、賃金上昇を促してきた経過もある」と語り、出席の意向を明らかにした。同党代表としては14年ぶりの出席。民主党最大の支援組織の主催にもかかわらず、与党党首がそろって出席する異例の大会となる。