ソニーが開発した裏面照射型CMOSセンサの新技術と同じような3次元積層技術は、今後競合他社でも開発が広がりそうな気配です。いずれ、一眼レフ・カメラ並みの処理機能を備えたスマートフォンを舞台に、これまでカメラ開発に縁のなかった人材を含めた多くの開発者による「よってたかって」のカメラの再定義が始まる。その呼び水になるのではと妄想が広がります。スマートフォン分野には今、それだけの開発パワーをあっという間に集める勢いがあるからです。 もう数年前になりますが、『日経ビズテック』というメディアで「勝手に考えるソニー再生計画」という特集記事に携わったことがあります。ちょうど、今と同じようにソニーの業績が下向きになり、経営陣の交代時期でした。国内外の十数人の著名人や同社のOBに、勝手に再生計画を考えてもらうという内容です(関連コラムの記事「みんなでソニーを考えよう」はこちら)。 ほぼ全員から全く異なる内容