わたしの父は、大の蕎麦好きでした。 父は蕎麦には並々ならぬこだわりがあり、自家用車を買い換える際も、カーナビに「うまい蕎麦屋」の検索機能が充実しているかどうかを購入の判断材料していたくらいです。*1 わたしが小学生くらいの頃は、遠出すると必ず蕎麦屋さんに行ってました。 父が運転してくれるおかげで、遠くに出掛けることが出来るので、父が好きな蕎麦がいいと思いましたし、わたしは乗り物酔いが酷かったので、消化に良さそうな(油っぽくない)蕎麦は、好きな食べ物となりました。 そのため、外出してラーメンを食べるという機会は、全くありませんでした。 わたしが小学生高学年になる頃には、弟も大きくなり、母はパートで家を空ける日が増えるようになりました。 母が仕事に出ている長期休暇の平日には、昼ごはんにカップ麺を食べる機会が増えます。 その時、最も美味しいと思ったカップラーメンが、いわゆる『中華そば』と呼ばれる