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ブックマーク / www.nikkei-science.com (2)

  • 破局噴火の発生確率に関するお話

    誌に掲載した破局噴火の記事がウェブ上で話題になっています。破局噴火が国内のいずれかの火山で今後100年間に起きる確率は約1%であることを紹介したうえで,「期間を100倍に延ばすと1万年間で確率100%になる」としたところが数学的におかしいとの指摘です。破局噴火は膨大な量のマグマが放出される非常に大規模な噴火です。もし今後100年間起きなかった場合,100年分,地下深部から新たなマグマが供給されるので,その先の100年間に破局噴火が起きる確率は1%より高くなります。さらにその先はもっと高くなります。つまり破局噴火の発生確率はサイコロの特定の目が出る確率などとは違って,長い時間の発生確率を考えるほど上がり,その上がり方も急になっていきます。日列島の火山活動の歴史を考えると,次の破局噴火は1万年よりもかなり前の時期に確実に起こるとみられています。「期間を100倍に延ばすと確率100%」という

    破局噴火の発生確率に関するお話
    outland_karasu
    outland_karasu 2017/01/13
    これもやっぱり時系列データ分析の出番なのかな。過去の値に依存して確率分布が変わるというような。
  • ハイゼンベルクの不確定性原理を破った! 小澤の不等式を実験実証

    「小澤の不等式」。数学者の小澤正直・名古屋大学教授が2003年に提唱した,ハイゼンベルクの不確定性原理を修正する式です。小澤教授は30年近くにわたって「ハイゼンベルクの不確定性原理を破る測定は可能」と主張し続けてきましたが,このたびついに,ウィーン工科大学の長谷川祐司准教授のグループによる実験で実証されました。15日(英国時間)付のNature Physics電子版に掲載されます。 小澤の式とはどんなものでしょうか? まず,物理の教科書をおさらいすると,1927年にハイゼンベルクが提唱した不確定性原理の式は,こんな形をしています。 εqηp ≧ h/4π  (hはプランク定数,最後の文字は円周率のパイ) εqは測定する物体の位置の誤差,ηpは位置を測定したことによって物体の運動量に生じる乱れです。もし位置が誤差ゼロで測定できたら運動量の乱れは無限大になり,測定してもめちゃくちゃな値がランダ

    ハイゼンベルクの不確定性原理を破った! 小澤の不等式を実験実証
    outland_karasu
    outland_karasu 2012/01/16
    読書会で量子力学の本の話をした翌朝にこんなニュースが……。でもよく見ると、古典寄りだった不確定性原理を量子力学的に拡張してる感じなのか。
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