oyasumitteのブックマーク (338)

  • 痛みを正しさにすりかえてしまう人々 - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    昨夜わたしのXのタイムラインを席巻した記事「離婚してから自分が性格悪いことに気づいた」を読んで、最初に抱いた感想は確かにこれだった。 これに 言語化に不得手な相手への思いやりに欠ける みたいなコメントがついていて怖かった。もっと手前で自分を納得させるという本来無い義務を相手にふっかけて我儘言ってる自覚が無いのが酷いと思うし、「話し合いができる人が好き」を言う層の一部はこれだと思ってる https://t.co/YQxNongrBm— ささやか (@oyasumitte) 2026年9月7日 自分が納得するまで相手に詰め寄る。責めるわけじゃないと疑問の形を取りながら。相手が拒んでも問い続け、結果的には逃げられてしまい、話し合いができないという。 私は自分と違う考えの人が嫌いなわけじゃない。違うなら違うで、なぜそう思うのか説明してくれればいいと思ってる。筋が通ってれば私だって納得する。 離婚し

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  • 買ってよかった RICOH GRⅢx HDF - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    あれは今年の2月頃。ふと思ってしまいました。カメラが欲しいかも、と。 わたしは荷物が少ない方です。バッグは小さければ小さいほど可愛いから。アンテプリマのルッケットミニアトゥーラという、家の鍵とカード、リップとイヤホンしか入らないバッグだけで出かけるのが一番好き。写真の金色の方です。 セールでは買わないのが一番安いように、写真はiPhoneに任せるのが一番身軽。カメラがどんなに小さかろうと。だから必要なのは「小さくて良い」ではなく「良くて小さい」カメラでした。 iPhoneと別に持ち歩く意味がある、「とにかく小さくて、iPhoneより圧倒的に良く撮れるデジカメ」が欲しい! そしてタイトルのとおり、RICOHのGRⅢx HDFというカメラを買ったのでした。 GRⅢx HDF本体に、専用ケースと純正予備バッテリーなどを揃えて16万円程。 ズームやフラッシュを諦めることで、もっと大きくて良いカメラ

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  • 『われら闇より天を見る』/人生の3冊 - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    Xに「人生の十冊」を載せている方がいた。選べるのも載せられるのもすごい。だって、これほど難しいテーマもそう無い。十って中途半端に多いし、かといってそこに好きなものをすべて嵌め込むには少なすぎる、どっちつかずな縛りだ。 一番好きな一冊を選べと言われたら少し迷う。一番から三番までは大体同じくらい好きだから。 好きな十冊、と言われたらもっと迷う。三冊目と四冊目より、四冊目と十一冊目の差の方が小さいから。 そもそも、好きな本を十も誰かに知られてしまうことは私にとって大変恥ずかしい。わたしの輪郭を、掴まれすぎる気がする。 本性と呼ばれるものが真っ裸の私自身だとすれば、誰かと接するときの自分は人に見られることを前提とした、いわば洋服を着ている状態。一人でいるときに聞いてきた音楽や読んできた本は、私自身ではないけれど、洋服よりはっきりと私を象っていて、しかも人に見せることを想定していないもの。私と洋服の

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  • BL『囀る鳥は羽ばたかない』と、ただの警察小説『聖なる黒夜』 - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    『囀る鳥は羽ばたかない』という漫画が好きだ。 どんな作品かと問われると説明が難しい。気は進まないが端的に言うなら、非常に暗い、年齢差主従関係BLである。 壊さないとあいつは言った もうとっくに壊れていた 擦り切れてく 生きることは 途方もない ───ヨネダコウ『囀る鳥は羽ばたかない』6巻 主人公は矢代という美しく頭の切れる男で、36歳、反社会的組織の若頭。相手は元警官ながら訳あって矢代の付き人となる25歳の青年、百目鬼。 最初こそ矢代の付き人だった百目鬼は半年で矢代本人に追放され組織を去ったし、そこから二人が再会するまでには4年もかかった。40歳と29歳、いい歳になった二人の物語は単行本が9巻まで出ているが、この間一度も二人は恋愛関係に至っていない。一度たりとも。 それでもBLはBLで、さらに多分に暴力的かつ性的で成人向け。登場するのはスジ者のおじさんばかり。随分と人を選ぶ作品ではあるのだ

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  • いったいどこから始まったのか?/ 『秘密にしていたこと』 - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    『あなたについて知っていること』という小説が大好きだ、と二ヶ月前に書いていた。 あなたは人生がいつ始まるのか知らなかった/『あなたについて知っていること』 - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte そう。あまりに好きで、タイトルのパターンが似ているだけの海外文学を、何の詳細も見ずに良いと確信して買ってしまうほど。 タイトル買いしたその本こそ、セレステ・イング『秘密にしていたこと』(田栗美奈子訳)だった。 舞台は1977年5月のオハイオ州。中国系アメリカ人のジェームズと結婚したアメリカ人・マリリン、その娘・リディアがいなくなったある朝から物語は始まる。 リディアは死んだ。だが、彼らはまだそれを知らない。 一家は両親と兄、リディア、妹の五人家族。 妊娠によって挫折した、医師になるという夢を諦めきれなかったマリリンは、その夢を自分によく似た娘のリディアに背負わせていた。毒親という単語が脳

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  • あなたは人生がいつ始まるのか知らなかった/『あなたについて知っていること』 - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    二月。タイトルと装丁、それだけに惹かれて読んだ二冊の小説に、人生で一番好きなそれを重ねて更新された。たった数日のうちに二度も。 これは最近の私にとってなかなか衝撃的なことだったのだけれど、そういえば読んだ本の話をするときにわざわざ「タイトルと装丁だけで選んだ」などと言う必要はいつから生じたのだったか。 タイトルと装丁。いつかこれらは確かに、わたしが本を選ぶ基準のすべてだった あなたは人生がいつ始まるのか知らなかった。幼い頃、あなたは勉強のできる子どもだった。いつも優秀な成績を持ち帰り、あとあとこれがものを言うんだよ、と家で何度も言い聞かされた。つまり人生とは、もっとあとに始まるものなのだ。 エリック・シャクール著『あなたについて知っていること』(加藤かおり訳、原題: Ce que je sais de toi) 今では望もうが望むまいが、あらすじや評判や著者のプロフィールがまるで呼吸をする

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  • 龍花 丈という男/黒木 亮『トップ・レフト ウォール街の鷲を撃て』 - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    「その人を知りたければ、その人が何に対して怒りを感じるかを知れ」とは、『HUNTER×HUNTER』第1巻の名台詞である。 それでいうと、私が今日まで何度も読み返した小説『トップ・レフト』に登場する龍花という男は、とても知られやすい人だったかもしれない。 だって怒り狂っている。怒り、狂っている その顔を見てディシュリは思わずあとずさった。 龍花の両目は真っ赤に血走って、吊り上がっていた。墓場で血を吸っていた吸血鬼が振り返ったときのような邪悪な形相。何かに取り憑かれた視線。ディシュリは一瞬、龍花の口が両耳までかっと裂けているかと錯覚する。全身から黒い悪意が発散していた。 ディシュリはいいしれぬ恐怖に襲われ、言葉を失う。「何をやってるか、よくわかっているさ」龍花がゆっくりといった。引きつった顔に不気味なうすら嗤いが浮かんでいる。 トップ・レフト: ウォール街の鷲を撃て 作者:黒木 亮 祥伝社

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  • 『放課後にはうってつけの殺人』 - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    『放課後にはうってつけの殺人』 手にとると扉の色で一目瞭然、クリスマスの話である。昨年11月に新刊で手に入れたのに積読のまま年を越し、完全に読むタイミングを逸していた。 クリスマス─── わたしは東京で日中働いて、好きなバンドの名古屋公演へ走り、翌日の仕事のため東京に蜻蛉返り。まったくそれらしさのない夜を過ごした。 そういえば12月は、呪術廻戦のアニメ3期先行上映を見てからずっと禪院甚爾というメロ男がずっと脳裏に焼きついていて、全く無関係な本の話をするにもこのキャラクターを絡めずにいられなかった。昨年末に書いたブログはいま自分で読んでもあまりに唐突で、本当に申し訳がない。 『自己愛過剰社会』 特別だという愛と呪い - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte 慌ただしく年を越し、勢いそのまま2月へ突入。 わたしは、好きなチェリストが昨年発売したクリスマス楽曲縛りのアルバムの販促イベント

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  • 「顔ない」を理解した日 - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    趣味は何ですか、そう尋ねられ読書と答えることがまずない。仕事とミニマルな暮らし以外の部分で、最も時間やお金を割くものが趣味だとして、ここ数年のわたしはライブやコンサートに行っていることを一番にあげていた。 好きなバンドのライブや出演フェス、クラシックコンサート、それに時々アイドルのコンサートを合わせて年間で60本程度。均すとおよそ毎週何かしらに行っている計算だ。あまり深く考えないようにしているが、その内何割かは遠征で、下手な旅行好きより旅費も嵩んでいる可能性が高い。これがわたしの思う趣味──生活以外の部分で最も時間やお金を割くもの──の中で、ライブの地位を強く押し上げる。 物販やライブ前のCD購入にかかる支出もこの鑑賞趣味(推し活という言い方が好きではないため)に含められるだろうが、長崎や北海道など遠方への旅費、頻発する大阪遠征3万円〜等を考えれば可愛いもの。 おたくが全員きもちわるいのは

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  • 『自己愛過剰社会』 特別だという愛と呪い - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    以下、劇場版呪術廻戦渋谷事変特別編集版のネタバレがあります 「禪院じゃねぇのか よかったな」 『呪術廻戦』13巻、第113話。降霊術で再臨した父・伏黒甚爾が、子・伏黒恵をそうと知らず襲う最中、正気に戻ると同時に相手が息子であると悟り、自決する。そして息子は終ぞ、それが父であったと知ることはない─── ▽『呪術廻戦』 137話分無料公開 2026/01/08まで 魂さえ上書きする天与の肉体 暴走した術式さえ彼の前では そう。「禪院じゃねえのか よかったな」。 今際のキワッキワの際に見せる甚爾(の肉体と魂)のデカツヨな父性が、全ての素行を上書きして有り余るほどメロい、という話がしたい。 どうでもいいが、ここは甚爾が恵に立場を明かさず黙って去る一方通行具合が父性のメロさを爆発させていると思っているので、伏黒親子が親子として会話する二次創作が頻繁に流れてくるXでは息ができずにいる とにかくわたしは

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  • 愛はお金か、お金が愛か - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    おたくである私のXのタイムラインには時折、他のおたくの「コンサートツアー全通したとか、公式グッズをこれだけ買ったとか、そういうかけたお金だけが愛みたいな感覚は苦手」とか、「課金額で愛を測られる今の風潮はよくない」とかいった鳴き声が紛れ込んでくる。 なるほどね。わかります。顧客の過剰な競争意識を煽るのは良くないということで風営法が厳しくなってホストの看板も変わったそうですね。 一方で私は、おたくが全員きもちわるいのは前提として、推しの力が購買と動員で測られる以上は、きもちわるいおたくの中でも大枚叩けてフットワーク軽いおたくがいい思いをするのは至極当然だと思っている。 多様な形態で発売されるCDを一枚だけ選んで買うおたくより全形態を沢山買うおたくがえらいし、涼しい部屋でXを見ているおたくよりも、ライブに行って公式ツアーグッズを爆買いするおたくの方がえらい。SNSに大量の購入済みグッズの写真をア

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  • もう一度aftersunを初めて観たい - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    “ ソフィ 愛してるよ 忘れないで パパより” 大好きな映画 aftersun(2022)の、Prime Videoでの見放題期間が明日終わってしまう。 身近なところでも入籍ラッシュだった令和七年の七夕はもう過ぎてしまったけれど、もし短冊に願いごとを書く機会があったなら、この映画に関する記憶をすべて失ってもう一度見たいと書いていたと思う。 初見をやり直したい。何とかなりませんか まだ見ていない人が本当に羨ましい。ぜひこれ以上何も余計な情報を入れずに本編にあたられたい。 ただ気分が落ち込んでいる人はちょっと様子を見てからでもいいかもしれない。 あと予告編を見ずに映画を見られない宗派に属されている場合、日本語の予告編はナレーションの調子が映画の質感と大きく異なるので、A24が公開している冒頭9分そのままの動画か、オリジナルのトレーラーが良い気がする。 わたしは本当に、全てを忘れた真っ新な状態で

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  • 微熱 - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    珍しく駅で待ち合わせた日に限って寒い。多少遅れても一度ホテルに寄って上着を取って来ればよかった。 改札を出たと連絡するのとほぼ同時に、ばさりと被された硬い布に視覚を奪われ声を失いかける。それがよく知る匂いのコートでなければ、恐怖で動けなくなったかもしれない。振り返るより早く、何でそんな薄着なのと悠長な声が降ってきた。 今朝出たときには暖かったのだと答えながら、わたしのものではない上着を肩に掛け直し、立てた襟の中でスンと息を吸う。ここで要らないとつき返したところで受け取られないことも、疾うに知っているのだ。 彼のどこかおかしな話を聞きながら思い出す。 例えばこうして並んで歩く間。それから、車で迎えに来た日。カウンターに隣り合って座る夜。そういう目が合わない状況でこの人は、少し図々しさを増すのだった。 うっすら罪悪感をおぼえるときに横並びの構図を選ぶ癖は、とうとう十年変わらないらしい。 「それ

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  • 小説『BUTTER』と おじさんのメロさについて - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    男女問わず、メロい人がいないと物語はハッピーエンドあるいはそれが信じられるような後味のいい終わり方をしないなと思う。主人公がメロいこともあるし、そうでない人がメロいこともある。 『BUTTER』で言えば、篠井さんは確実にメロい。週刊誌の記者をしている主人公・里佳の勤務先よりも大きなメディアの会社にいて、貴重なネタを流してくれる「客」。別れた妻についていった娘が一人いるバツイチの年上男性。 わざとではないし、急いで離したら後ろめたい既成事実になる気がして、里佳は胸を寄せたまま歩き出す。篠井さんの硬い二の腕を受けて自分の乳房は柔らかくつぶれ、バターが溶けるように真横に広がる。篠井さんてどこに住んでいるんですか?と尋ねたら、水道橋だよ、という答えが返ってきた。 「あの、全然どうでもいいんですけど、好きな食べ物ってなんですか」 「カステラかな。最近、セブンイレブンの袋入りのやつが美味しいって気づい

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  • 人生は晴れの日ばかり続かない - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    自分でも平凡だと思うけど 私の幸せは みんなが幸せであること 夫と息子 遠くに住む母 そして たったひとりの弟の 健康と幸せを願ってる ──『スモークブルーの雨のち晴れ』23話 お守りのように、ずっと抱えている言葉がある。 人に見せられるもの、見せられないもの。私に向けられたもの、そうでないもの。 好きな人が何気なく言った「仕方ないね、神の設計ミスだから」という言葉を思い出すと大抵の腹立たしさは飲み込めるので感謝している。— ささやか (@oyasumitte) 2019年2月6日 「仕方ないね、神の設計ミスだから」。これは言った彼も言われた私も神なんか信じていなかったくせに、頭に血が上ったとき思い出すと力が抜けるので重宝している。 何かの台詞だった言葉もある。28年生きてきて、いつか感想が大きく変わるだろうという予感が残る本、人生の節目で何度も見返したい映画に数多く出会ってきた。 漫画で

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  • 3月9日 - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    あの歌の名前が「3月9日」でよかった。忘れたくない、忘れるはずもないと思った記憶のほとんどは、いつのまにか手のひらからこぼれ落ちているらしい。いつかもう一度見つけるまで、失くしたことにも気付かない。 今日か。そう言って鼻歌と呼ぶには大きすぎる声で口遊まれたそれを、悪のりして一緒に歌い、二人揃って道行く人に白い目で見られた幾年前の夜の話。待ち合わせて帰る平日の短い夜道が、多分あなたの思うよりずっと好きだったこと。コートの重さに顔の熱さ。その晩何を食べてどんな話をしたのかも、当然すっかり忘れている。 今わたしの隣を歩くあなたはもう不意に歌い出しはしないし、わたしも出会う人の鼻歌を聞いてあなたより小さいと一々思ったりしない。思い出せなくなったことすらおぼえられない記憶を積み上げる日々に、それでもあれは紛れもなく春の夜だったと、曲名だけが覚えていて 忘れたくない恋がある (それは優しい夜のこと)

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  • 「あなたは捨てられたんじゃない。あなたが捨てるの」 - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    あなたは知っていますか?渡り鳥がどうして迷わずに目的地にたどり着けるのか。たとえば鳥たちは、星座を道標にするのです。北極星を中心としたおおくま座、こぐま座、カシオペア座。星々をたよりにして、鳥たちは北を目指すのです。鳥たちはそれを、雛の頃に覚えるのです。雛の頃に見た星の位置が、鳥たちの生きる上での道標となるのです。 幼い頃に手を取り合って歩いた思い出があれば、それはいつか道標となって、私たちを導き、巡り合う。 あなたに出会えてよかった。あなたの母になれてよかった。 愛しています。母より。 ──Mother 第11話 14年前。中学生の頃、ドラマ「Mother」をリアルタイムで母と見て泣いていた。 Mother。親から虐待を受けた末に捨てられた小学生女児を担任教諭の女性が攫い、新しい名を与え、親子として生きていこうとする物語。 相関図|Mother|日本テレビ 主人公の奈緒が攫った女の子につ

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  • 火中の栗 家中の豆 - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    食べることと、生きること。 その強い結びつきを綺麗にうたう言葉が昔から好きだった。 涙が枯れた朝でさえ やっぱりお腹は 空くのだから 私は また 人を好きになるのでしょう ── チャットモンチー「愛捨てた」 実際、私は、この世の中でどれほど楽しみをみつけ得るかということが、女のかしこさの度合いだと、この頃つくづく思うようになっている。そしてそれは、自分にどれだけ美味しいご馳走を食べさせてやるか、ということである。 ── 田辺聖子『いっしょにお茶を (角川文庫)』 「泣きながらご飯を食べたことがある人は生きていけます」とかもそう。 おそらく間違いがないと感じるからだと思う。泣いて泣き果たして虚しくなり、それでもお腹が空くことさえまた悲しく感じられても、食べて、寝て、生きていくということ。気を取り直して生きていくために、自分に、誰かに、おいしいものを食べさせること。 そういうわけで、「おいしい

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  • 死ぬまで「芸能人だと赤西仁が好きです。元KAT-TUNの」と言わせてもらう - どんな言葉で君を愛せば|oyasumitte

    幼い頃に母親から言われたことで、忘れられない言葉がいくつかある。大事にしまっているものも、刺さって抜けないものも、呑んで血肉になったものも。 そのうちの一つが「アイドルはあなたを食べさせてくれないわよ」だった。 両親は長女の私には厳しかったので、当初、NHK以外のテレビ番組で見られる範囲はかなり限られた。私が小学生だったのは'00年代。教室で昨夜のテレビ番組が話題の覇権を握っていた、あの時代である。 小学生女児にとって、仲良しグループ内の話についていけないことは大問題。家ではドラマなんて見させてもらえないとは恥ずかしくて言えなかった。 ある朝、当たり前のように投げかけられた「修二と彰どっち派?」とか「竜と隼人どっち派?」の二択に、誰派?という問われ方でなかったことに安堵しつつ、適当に答えたことを今でも覚えている。合わせた話の流れでなんとなく物語が掴めたって、野ブタをプロデュースの修二とごく

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  • 『新版 中絶と避妊の政治学 戦後日本のリプロダクション政策』 - どんな言葉で君を愛せば|@oyasumitte

    1948年中絶合法化、1999年経口避妊薬ピル解禁。なぜ日本では避妊より中絶だったのか─── 2023年2月、日本における経口中絶薬承認を前に、ティアナ・ノーグレン著,岩本美砂子監訳『中絶と避妊の政治学 戦後日本のリプロダクション政策』(2008年)の新版が出ていた。 ノーグレンは2001年に米国で刊行された“Abortion before Birth Control: The Politics of Reproduction in Postwar Japan.”により政治学博士号を取得していて、本書はその翻訳版である。 なぜ日本では諸外国と異なり、避妊より中絶が優先されたのか。なぜ経口避妊薬ピルの認可は遅れたのか。その矛盾に満ちた中絶避妊政策は、占領下における、非常に特徴のある利益集団の配置とダイナミクスの産物だと論じている。 本書の帯の「中絶天国・日本」という言葉はどうかと思ったし、内

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