●歌は、「・・・玉櫛笥二上山に延ふ蔦の行きは別れずあり通ひいや年のはに思うどちかくし遊ばむ今も見るごと」である。 、小矢部市蓮沼 万葉公園(源平ライン)(3の表③)万葉歌碑(大伴家持) ●歌碑は、小矢部市蓮沼 万葉公園(源平ライン)(3の表③)にある。 ●歌をみていこう。 題詞は、「遊覧布勢水海賦一首幷短歌 此海者有射水郡舊江村也」<布勢(ふせ)の水海(みづうみ)に遊覧する賦(ふ)一首幷せて短歌 この海は射水の郡(いみづのこほり)の古江村(ふるえむら)に有り>である。 (注)布勢の水海:二上山の西北麓。富山県氷見市南部にあった湖。今は陸地。(伊藤脚注) (注)賦:中国の韻文の一体。感じる所をそのままに詠じた韻文。ここでは長歌の意に当てたもの。(伊藤脚注) (注)古江:氷見市南部にあった村。(伊藤脚注) ◆物能乃敷能 夜蘇等母乃乎能 於毛布度知 許己呂也良武等 宇麻奈米氐 宇知久知夫利乃