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ブックマーク / brevis.exblog.jp (4)

  • トマト・ケチャップから考える米国のリショア(製造回帰)現象 | タイム・コンサルタントの日誌から

    ハインツ(ヘインズ)のトマト・ケチャップの瓶を見るたびに、“なんて米国的なモノなんだろう”といつも思う。あの、8角形のガラス瓶で、内容量がたしか11オンス(oz)だかのやつだ。わたしの小さな手で握ると、周囲が余る。もっと手のでかい、白人サイズなのだろう。白い金属のふたの下には、広口瓶のような何の変哲も工夫もないネックが現れる。これを手に持って逆さにして振って、ケチャップを出すのだが、なにせケチャップはどろどろしているし、瓶の口は直径が3/4インチ(2cm弱)くらいあるから、振ってもちっとも出ないか、あるいはドバッと出過ぎるか、どちらかなのである。その大ざっぱさがまた、ある意味アメリカ的だ。 驚くのは、そのシェアの大きさと均質性だ。全米のどこに行っても、堂ではこれが出てくる(家庭用に樹脂製容器を売り出したのは、何と今世紀に入ってからである)。瓶のサイズも全く同じ。もっといろんなサイズがあっ

    トマト・ケチャップから考える米国のリショア(製造回帰)現象 | タイム・コンサルタントの日誌から
    p260-2001fp
    p260-2001fp 2015/11/11
    製造の国内回帰により雇用が回復していると。アメリカの景気については見方が色々あり、「銀行は何千人も首切ってる!雇用増はみんなパートで正社員切りだ!アメリカ景気はまやかし!」と語る向きもいるが、さて。
  • 忙しいそば屋とヒマなそば屋 ~ 経済性工学とは何か、それは原価管理とどう違うのか? | タイム・コンサルタントの日誌から

    技術屋は数字に強い、といわれている。たしかに数字アレルギーで電卓もさわれないような人は、技術的な設計作業には向かないだろう。技術で扱う数字は、仕様や長さや物性に関わるもので、kgだとかcmだとかいった物理単位系で測られる。わたし自身は(正直に言うと)けっこう粗忽な人間で、ときどき計算間違いもするが、さすがに数字が苦手だと思ったことはない。 しかしある意味で、「技術屋は数字に弱い」とも言える。少なくとも、数字に追われ、数字を見ながら生きている。こちらの『数字』は、コストに関する数字であり、単位は円やcentで測られる。物理単位系の数字は指先で自在にさばくエンジニアが、通貨単位の数字には頭を下げねばならない。通貨単位の数字は経営者の武器であり、その番人は財務や会計のプロ達だ。 通貨単位の数字は、判断に使われる。いや、物理単位系の数字だって判断には使うのだが、それは技術的な判断である。そのサイズ

    忙しいそば屋とヒマなそば屋 ~ 経済性工学とは何か、それは原価管理とどう違うのか? | タイム・コンサルタントの日誌から
  • 稀な危機 vs ありふれた失敗-リスク対策の優先順位を考える | タイム・コンサルタントの日誌から

    ジェッダから紅海に沿って北に向かう道を、わたし達は走っていた。空港で入国審査に手こずり、思った以上に時間がかかって遅れている。ドバイからジェッダに飛行するよりも長い時間を、パスポートコントロール窓口の行列に費やしてしまったのである。現場事務所に着いたら、「自分のスケジュール・リスクはマネージできないようですね」と皮肉を言われかねない。わたし達は、プロジェクトのリスク・アセスメントのセッションを開催するために、現地に向かっていたからである。おまけに、プロジェクトにおけるわたしの主な守備範囲は、スケジューリングとリスク・アナリシスであった。それが打合せに半日も遅れたんじゃ、面目丸つぶれである。 もっとも、同行している某国営石油会社のエンジニアにしてみれば、これは十分予見できたことらしい。彼の会社では、移動日には会議を入れるな、という内規があるという。飛行機の移動にはおもわぬ出来事がつきものだし

    稀な危機 vs ありふれた失敗-リスク対策の優先順位を考える | タイム・コンサルタントの日誌から
  • “猫型プロジェクト”のマネジメント法 | タイム・コンサルタントの日誌から

    世の中のプロジェクトには二種類あることをご存じだろうか? プロジェクトといえば、最初にスコープをきちっと決めて計画を立て、プロジェクトマネージャが強力なリーダーシップを発揮し、チーム員をぐいぐい引っぱって進めていく・・・そんな風にすべきだとPMの教科書類には書いてあるし、私も参考書にそう書いてきた。そのために、EVMSだCPMだという技法もあるのだ、と。 たしかに、マスター・スケジュールも立てず、クリティカル・パスの何たるかも知らないでプロジェクトを始めるのは、海図も持たず舵取りの仕方も知らないまま船出をするようなものだ。これで無事に航海して目的地にたどりつけたら奇跡だろう。とはいえ、世の中には、そんな事例がいくらでもあるのも事実である(とくに某○○業界では・・)。 しかし、百戦錬磨のプロマネをもってしても、PMBOK Guideに書かれているような近代的技法の数々を適用しても、さっぱり成

    “猫型プロジェクト”のマネジメント法 | タイム・コンサルタントの日誌から
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