新型コロナ「第3波」が猛威を振るっていた今年1月、東京では、診察も受けられないまま自宅で死亡する人が相次ぎました。ある男性が死の直前まで友人に送っていたLINEのメッセージは、医療崩壊の恐ろしさを浮き彫りにしていました。 〈なんか、コロナになったかも。辛子明太子を食べたら辛くないのです〉 新型コロナ「第3波」の真っただ中にあった今年1月、ある男性が友人に送ったメッセージです。 〈全身が痛くて起きられない〉 〈はやく病院行ったら。本当にいきなり、急変して死んじゃった人いるからさ〉(友人) 映画のプロデューサーとして活動していた及川淳さん(60)は、このやりとりの数日後、東京・新宿の自宅で亡くなっているのが見つかりました。検査も治療も受けられないまま、一人暮らしの自宅で容体が急変。死亡した後の検査でコロナへの感染が判明したのです。こうしたケースは第3波で急増し、1月には、警察が把握しているだけ
満員の球場でビール片手に、野球観戦…。 新型コロナウイルスの収束が見通せない日本では、まだまだ遠い先のことのように思えるが、ワクチン接種が進むアメリカでは、こんな風景が戻ってきている。 それでも、変わった点もあるという。 「コロナ後」のスポーツ観戦はどうなるのか。アメリカ各地の現場を取材した。 (アメリカ総局 記者 山本脩太) 4月1日に開幕した大リーグ。 昨シーズンは一部のプレーオフを除いて無観客だったが、今シーズンは全30球団が観客を入れて開幕した。 投打の二刀流で復活を遂げている大谷翔平選手が所属するエンジェルスでは、収容人数の3分の1にあたる1万5000人が上限。 グループごとに距離を保って観戦する光景は、日本のプロ野球と同じだが、アメリカでは「あるデバイス」がなければ、快適なスポーツ観戦は不可能になっている。スマホだ。 感染防止のため、チケットの販売はすべてオンラインに。紙のチケ
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