医療従事者と一緒に社会問題を考える―。民間非営利団体(NPO)のまもるをまもる(西垣孝行・大浦イッセイ代表理事、京都市下京区)は、誰でも関心を持った社会問題を画像として投稿でき、医療従事者や企業関係者と意見を交わせるウェブサイトを公開した。社会問題や医療ニーズを議論し、医工連携による解決を目指す。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、多くの人と医療従事者の意見や医療現場の課題を共有する仕組み作りが始まった。(取材=森下晃行) 「ちょうどよい大きさ」「マスクをしてても口元のシールドは必要なのか」。フェースシールドをつけた男性の画像に、30ものコメントがつく。装着すると暑いという指摘に、額にあたる部分が冷感素材だと涼しいかも、と意見が出た。 同団体が運営する「エヴァグラフィー」は、フェースシールドの機能性といった問題を画像で投稿し、医療従事者や企業関係者と意見を共有するウェブサイト。これまでは医