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進化理論関連に関するp_shirokumaのブックマーク (95)

  • 「生きた化石」脊椎動物の1位はガー、桁違いに遅い進化が判明

    米フロリダ州のレインボー川のロングノーズガー。ロングノーズガーは、西はテキサス州、北はカナダのケベック州にかけて生息している。(PHOTOGRAPH BY ALEX MUSTARD/NATURE PICTURE LIBRARY) チャールズ・ダーウィンが1859年に「生きた化石」という言葉を作って以来、多くの種がこの称号を手にしている。けれどもこのほど、脊椎動物ではガーという魚が最もその名にふさわしい生物であることが明らかになった。しかも、他を大きく引き離しての一等賞だ。論文は2024年3月4日付けで学術誌「Evolution」に発表された。 ガーは鋭い歯をもつ魚雷のような姿の魚で、長い歳月の間にほとんど変化していないことで知られる。現生の7種のガーには、古代のガーの化石と驚くほど多くの類似点がある。そこで、米エール大学のチェイス・ブラウンスタイン氏とトーマス・ニア氏が率いる研究チームが、

    「生きた化石」脊椎動物の1位はガー、桁違いに遅い進化が判明
  • おれは楽園追放仮説論者か〜『進化心理学入門』を読む〜 - 関内関外日記

    進化心理学入門 (心理学エレメンタルズ) 作者:ジョン・H. カートライト発売日: 2005/06/01メディア: 単行 「なんでリンゴは甘いのかしら?」 「果糖やショ糖が味蕾の受容細胞に反応を引き起こすからさ」 「あなたってつまらない男」 ……至近的説明 「なんでリンゴは甘いのかしら?」 「リンゴが必須栄養素であるミネラルやビタミンCを含んでいるからさ」 「すてき、抱いて!」 ……究極的説明、あるいは機能的説明。 至近的説明は、質的に、なぜヒトがそのように作られているのかという根的な疑問には答えない。究極的説明は、行動や心理的傾向の適応的意味や機能的意味を、そのメカニズムが私たちの祖先の生き残りにどのような利益を与えたかという点から明らかにする。進化心理学は、人間の行動について究極的な説明を試みる。 加藤忠史先生は躁うつ病のの中で、糖尿病とて人類が極寒を生き抜くために必要だったも

    おれは楽園追放仮説論者か〜『進化心理学入門』を読む〜 - 関内関外日記
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2024/02/02
    なるほど。これは00年代の進化心理学的な本の記載としてよくある感じのものですね。00年代の知見では『人間はどこまで家畜か』は書けませんでした。よろしければ、読んでみてやってください。
  • 『人間はどこまで家畜か:現代人の精神構造』が出版されます - シロクマの屑籠

    人間はどこまで家畜か: 現代人の精神構造 (ハヤカワ新書) 作者:熊代 亨早川書房Amazon 先日、大和書房さんから『「推し」で心はみたされる? 21世紀の心理的充足のトレンド』が発売されたばかりですが、今度は早川書房さんから『 人間はどこまで家畜か: 現代人の精神構造 (ハヤカワ新書)』という書籍を発売していただくことになりました。 私がつくる書籍には2つのタイプがあって、ひとつは、現代人が心理的にも社会的にもうまく適応していくためのメソッドに重心を置いたもので、1月に発売された『「推し」で心はみたされる?』はその典型です。もうひとつは、現代社会という巨大なシステムがどんな構造や歴史的経緯から成り立っていて、私たちにどんな課題が課せられ、どういった現代特有の生きづらさを生み出しているのかを考えるタイプの書籍で、2月21日発売予定の『人間はどこまで家畜か』は後者のタイプにあたります。 同

    『人間はどこまで家畜か:現代人の精神構造』が出版されます - シロクマの屑籠
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2024/01/31
    早川書房さんから新著『人間はどこまで家畜か』が発売されます。自己家畜化も含めた人間の生物学的傾向を踏まえたうえで、社会の過去~現在~未来を論じた本です。皆様も未来について論じていただければと思います。
  • 書評 「宗教の起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    宗教の起源 作者:ロビン・ダンバー,小田哲白揚社Amazon 書はダンバー数で有名な進化心理学者ロビン・ダンバーが宗教を語る一冊.これまでに宗教を進化的に説明するものとしては,(宗教が信者に誤信念を抱かせ,儀式等にコストをかけさせることから個体にとって適応度を下げるものであることを前提にして)進化的に形成された適応的な認知傾向による副産物だとするもの(アトラン,ボイヤーなど),原始宗教は副産物であり,さらに組織化された宗教にはミーム複合体の側面もあるとするもの(デネット,ドーキンスなど),文化進化として説明するもの(ライトなど),マルチレベル淘汰をもちだして集団や社会にとって適応的であると説明するもの(DSウィルソンなど)などがあった.書では,前提を見直して宗教は個体にとって適応的だったのではないかという観点から説明を試みるものになる.そしてその説明はこれまでのダンバーの研究領域である

    書評 「宗教の起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2024/01/26
    2025年までに読んでおきたい本
  • ぜんぶシンカちゃんのせい - Rootport/汐里 / 第1話 トウタくん あなた… | モーニング・ツー

    ぜんぶシンカちゃんのせい Rootport/汐里 「あなた…ペ●スが大きいでしょう?」放課後の教室で、手をにぎりながら、学校イチの清楚系美少女・シンカちゃんが僕に話しかけてきた…!進化心理学の研究対象になってしまった僕ことトウタは、はじめて会話したその日から、シンカちゃんとお付き合いすることに…!「ヒトの性」に興味津々な、清楚美少女JKと過ごす青春ラブコメ!

    ぜんぶシンカちゃんのせい - Rootport/汐里 / 第1話 トウタくん あなた… | モーニング・ツー
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/09/07
    進化心理学のフォースを感じる/さてどこまで踏み込んで来るのか。
  • ダーウィンが来た、ってあるじゃんNHKの

    あれ番組の内容的には シートンが来た のほうが合ってるんじゃないの ダーウィン関係ないだろ

    ダーウィンが来た、ってあるじゃんNHKの
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/08/10
    『ダーウィンが来た!』には進化生物学や行動遺伝学のフォースを感じるので、そのままのタイトルでいいと思います。自然選択と性選択。
  • 子供を残すことは人間の本能だって言う人が不思議

    【理解できる】 ・子供が好きだから/欲しいから子供をつくる ・親孝行したいから子供をつくる ・世間体を気にして子供をつくる ・自分の老後が不安だから子供をつくる ・その他子供が欲しい理由があるから子供をつくる →これはわかる。好きなこと、望むこと、大事にしたいことは人それぞれだよね。 【理解できない】 ・子孫を残すことは種としての能、あるべき姿、果たすべき義務だから子供をつくる →当にそう思ってるの……??? 子供が要らないという意見に対して後者のような反論がついているのを見ると、当の当にそう考えてるの?と不思議になる。 自分の人生なのに、当に子孫繁栄のことを考えて子供をつくるかどうかの選択をするの? 来は前者のような考えが裏にあって子供を持つ判断をしているけど自己理解が足りずに後者のような言い方をしている、という場合は普通に理解できるからこの話の論点ではない 例えばだけど、「

    子供を残すことは人間の本能だって言う人が不思議
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/06/08
    これまで子どもを残してきた遺伝子を継承した人間によってこの社会は構成され、百年後の子孫の遺伝子もそうでしょう。淘汰と選択は現在も進行している。なら行動形質としての本能は有るとみるべきではないでしょうか
  • ニュース :: 【研究発表】昆虫学の大問題=「昆虫はなぜ海にいないのか」に関する新仮説

    【研究発表】昆虫学の大問題=「昆虫はなぜ海にいないのか」に関する新仮説https://www.tmu.ac.jp/news/topics/35603.html 1.概要 昆虫は記載種だけでも100万種を超えるほどの多様性を誇り、地球で最も繁栄している生物ともいわれています。翅を持つ利点などを活かし、陸上ではあらゆる環境へと適応している昆虫ですが、海洋環境に適応している種の数は非常に少なく、この理由について在野の昆虫愛好家を交えた議論が長らく続いています。研究は、節足動物である昆虫にとって重要な体構造である外骨格に着目し、それが硬くなるために用いられるメカニズムに関連づけ「昆虫が海にほとんどいない」理由の説明を試みています。外骨格を硬くする過程で、昆虫は酸素分子を補因子とする化学反応を必要としますが、水中は陸上(空気中)と比較し、30分の1しか酸素が含まれておらず、これが水への進出に際して

    ニュース :: 【研究発表】昆虫学の大問題=「昆虫はなぜ海にいないのか」に関する新仮説
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/04/19
    興味をそそる。
  • なぜ現代人には虫嫌いが多いのか? ―進化心理学に基づいた新仮説の提案と検証― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 深野 祐也(東京大学大学院農学生命科学研究科 附属生態調和農学機構 助教) 曽我 昌史(東京大学大学院農学生命科学研究科 生圏システム学専攻 准教授) 発表のポイント 現代社会に広くみられる虫嫌いの理由を、進化心理学的観点(注1)から提案・検証しました。 13,000人を対象としたオンライン実験・調査の結果、都市化によって、①虫を見る場所が室内に移ったこと、②虫の種類を区別できなくなったことが、虫嫌いの強さと嫌う種数を増やす原因であることが分かりました。 結果をもとに、虫嫌いの緩和に向けたアイデアを提案しました。 発表概要 東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構の深野祐也助教らは、昆虫をはじめとする陸生節足動物(以下、総称して「虫」と呼ぶ)に対する否定的な認識(以下、虫嫌い)が世界的にみられる原因を、進化心理学的観点から検証しました(図1)。虫嫌いは世界中、特に先進

    なぜ現代人には虫嫌いが多いのか? ―進化心理学に基づいた新仮説の提案と検証― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
  • 遺伝も性別もタブー… 進化生物学者が危惧する「左派からの科学への攻撃」 | ダーウィンもメンデルも“キャンセル”されてしまうのか

    ──ダーウィン主義の生物学者のあなたは、宗教右派と論争してきました。しかし、左派に対して警鐘を鳴らすようになったのはなぜでしょうか? もともとの私の論敵は、創造論者、反ワクチン主義者、気候変動懐疑論者です。細かく言うと、アメリカ人の半数以上が創造論者であり、そのうちの40%が聖書の字義通りの創造を信じ続けています。33%は、人間は何百万年もかけて進化したと考えていますが、その進化も神の導きだと思っています。「インテリジェント・デザイン」論(註:何らかの知性ある存在が宇宙や生物の発生に介在したとする理論)に通ずる考え方です。 進化論を信じるアメリカ人、つまり、進化は神と何も関係がないと考える人々は22%しかいません。ただ、創造論はすでに大学からは駆逐され、公教育で創造論を教えてはならないとする判決が最高裁で出ています。最高裁の保守化でどう変化するかはわかりませんが……。 いまのところ、この戦

    遺伝も性別もタブー… 進化生物学者が危惧する「左派からの科学への攻撃」 | ダーウィンもメンデルも“キャンセル”されてしまうのか
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2023/02/02
    フィッシャーもキャンセルされているとか、にわかには信じられないな。ばかげている。
  • ニホンヤモリは外来種だった!遺伝子と古文書で解明したヤモリと人の3千年史

    学研究者情報】 〇東北アジア研究センター 教授 千葉聡 研究室ウェブサイト 【発表のポイント】 ニホンヤモリは約3000年前に中国から九州に渡来後、人の移動や物流に便乗して東に分散したことを、ゲノムワイドの変異解析と古文書の記録で推定。 ニホンヤモリの分布拡大パターンは日社会の発展と同調。 現在の生物分布と多様性に、近代以前の人と生物の関係が強く影響。 【概要】 ニホンヤモリは、日民家の"隣人"で家の守り神(家守)として親しまれていますが、中国東部にも分布しており、実は在来種ではなく外来種ではという疑いがもたれてきました。しかし、渡来期も含めその来歴は不明でした。東北大学大学院生命科学研究科博士課程学生の千葉稔氏と東北アジア研究センターの千葉聡教授らのグループは、その日進出の過程を、ゲノムワイドの変異解析と古文書の調査から推定することに成功しました。 ニホンヤモリは、約3000年

    ニホンヤモリは外来種だった!遺伝子と古文書で解明したヤモリと人の3千年史
  • 訳書情報 「親切の人類史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    親切の人類史――ヒトはいかにして利他の心を獲得したか 作者:マイケル・E・マカローみすず書房Amazon 以前私が書評した「The Kindness of Strangers」が「親切の人類史」という邦題で12月に邦訳出版されるようだ.書は実験心理学者であるマイケル・マカローによるヒトの見知らぬ他人に対する利他性がどのように説明されるのかを扱ったものだ.前半は進化的な視点から包括適応度理論(血縁淘汰),マルチレベル淘汰,直接互恵,(社会淘汰を含む)間接互恵からどこまで説明できるのかを扱い,後半では共感のサークルの拡大が理性の役割とともに歴史的に語られている. 前半部分は非常に簡潔かつ明晰な良いまとめになっている.特に現在筋悪のマルチレベル淘汰論者が偏狭な利他主義仮説をもてはやしていることに対して,そもそもマルチレベル淘汰と包括適応度理論(血縁淘汰)は数理的に等価であり,マルチレベル淘汰で

    訳書情報 「親切の人類史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/11/15
    翻訳された。読むかどうか。
  • https://ir.soken.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=2257&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/09/26
    長谷川眞理子さんのやつ。引用用。
  • 自己家畜化は誰のため?――私たちのこれからを考える (熊代亨:精神科医)|「こころ」のための専門メディア 金子書房

    私たちにはどんな未来が待っているのでしょうか? 未来を考えることは、ひいてはメンタルヘルスの未来を想像することにつながるかもしれません。 私たちの未来、そしてメンタルヘルスの未来について、人間の自己家畜化という観点から、熊代亨先生にお書きいただきました。 約一年前(https://www.note.kanekoshobo.co.jp/n/n19a38bc33558)にも金子書房さんのnoteに書かせていただいた、精神科医の熊代亨です。 今回は、未来の精神医療と未来の人間についてイマジネーションをお届けしたく、再び文章をお届けしてみました。よろしければ、しばしお付き合いください。 【人間の自己家畜化というトピックをご存知ですか?】 精神科医としての私は、操作的診断基準と各種の治療ガイドラインを重視すること、精神保健福祉法を遵守することを第一に考えています。 でもそれは白衣を着ている時の話。社

    自己家畜化は誰のため?――私たちのこれからを考える (熊代亨:精神科医)|「こころ」のための専門メディア 金子書房
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/09/01
    寄稿させていただきました。進化生物学方面でいうヒトの自己家畜化と、急激な社会の進歩。重要になっていく精神医療。それらを照らし合わせて考えるに、ヒトの自己家畜化はますます加速するのではないでしょうか。
  • 訳書情報 「ヒトは〈家畜化〉して進化した:私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか 」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ヒトは〈家畜化〉して進化した―私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか 作者:ブライアン・ヘア,ヴァネッサ・ウッズ白揚社Amazon 以前私が書評したブライアン・ヘアとヴァネッサ・ウッズ夫による「Survival of the Friendliest」が「ヒトは〈家畜化〉して進化した」という邦題で邦訳出版された. 書はヒトの同種個体に対する友好性そして協調性が「自己家畜化」を経由して進化したものであることを説得力を持って解説している好著だ.特にトマセロやランガムの元での経験談や家畜化について知るためにシベリアのベリァーエフのキツネ飼育実験場まで赴いた話などは臨場感たっぷりで楽しい.後半はそのような同種個体への友好性を持つヒトがなぜ戦争やジェノサイドを引き起こすのかについて,外集団に向けた敵意も自己家畜化の一側面であり,それが相手の<非ヒト化>を通じて強化されるという議論を行っている.

    訳書情報 「ヒトは〈家畜化〉して進化した:私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか 」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/06/12
    秒で買った
  • 『現代思想』誌「進化論の現在」は看板倒れ - まとまり日記

    『現代思想』誌2021年10月号は「現代思想 2021年10月号 特集=進化論の現在 ―ポスト・ヒューマン時代の人類と地球の未来―」と題された特集だった。わたしはこの特集全体の企画意図に問題があると考えるので、手短に述べたい。 わたしの不満は一言で言うと「この号の中身は『進化論の現在』という題名と釣り合っていない、とくにこの題名で生物学の哲学の成果をほぼ無視するのは問題ではないか」ということだ。 まず前半からいこう。哲学・思想系の雑誌が「進化論の現在」という特集を組むときにどういうことを扱うべきか。もちろん決まったルールがあるわけではないが、次のようなトピックが扱われると考えるのが自然だろう: 進化論(進化生物学)の研究の現状 進化論の種々の側面についての哲学的論争の現状(たとえばやや古い話だがここで触れられているような議論) 進化論からの哲学研究へのインプリケーション(たとえば意識の進化

    『現代思想』誌「進化論の現在」は看板倒れ - まとまり日記
  • 訳書情報 「なぜ心はこんなに脆いのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    なぜ心はこんなに脆いのか: 不安や抑うつの進化心理学 作者:ランドルフ・M・ネシー草思社Amazon 以前私が書評したランドルフ・ネシーの「Good Reasons for Bad Feelings」が邦訳出版されるようだ.書は現役の精神科医であり,かつ「Why We Get Sick?(邦題:病気はなぜあるのか)」をかつてジョージ・ウィリアムズと共著したこともある進化的理論に理解のある著者によるさまざまな精神病理の進化的な解説を行うである. 冒頭第1部で通常の疾病と精神疾患の違いが強調され(通常の疾病は何らかの身体の機能的な問題が病気の質で,それが症状として目に見える形で現れると考えられるのに対して,精神疾患は脳の器質的異常を感知できないために症状からのみ記述される),なぜ心はこうも脆いのかが説明されるべき進化的な謎であるとする.邦題はこの書の中心的テーマを提示するものであり適切

    訳書情報 「なぜ心はこんなに脆いのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 「適応」という厄介な概念。 #Adapto ⑴|エボサイマガジン|EvoPsy|note

    ” 進化の秘訣は死と時間だ。環境に不完全に適応した膨大な数の生物の死。そして、小さな突然変異が長く続く時間。“ ───カール‪・セーガン *  *  * # 進化を語るのに欠かせない概念、「適応」とは何だろう? 「適応/アダプテーション, adaptation」という言葉には、一般的な意味と進化学の専門用語としての意味がある。 まず、一般的な意味のほうの「適応」を説明しよう。たとえば、きみが今いる場所の気温が上昇すると、きみの体は汗をかき始める。 皮膚表面が暖かくなるとその信号が脳の視床下部にまで伝達される。するとこの脳領域が汗腺に「汗を出せ」という命令を送信する。 ご存知、発汗は冷却メカニズムだ。汗は蒸発する時に身体の表面の熱を奪っていくから、身体を冷やす効果がある。原理的には、夏に打ち水をすると道路が涼しくなるのと同じだ。 ────これが身体が外界環境の変化に「適応」したということだ。

    「適応」という厄介な概念。 #Adapto ⑴|エボサイマガジン|EvoPsy|note
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2021/09/20
    あとで読んどきますが、はたして何が書いてあるのか。
  • 愛情と結婚の進化論と人類史 - 道徳的動物日記

    ブループリント:「よい未来」を築くための進化論と人類史(上) (NewsPicksパブリッシング) 作者:ニコラス・クリスタキス ニューズピックス Amazon 『ブループリント:「よい未来」を築くための進化論と人類史』では、基的には進化心理学や文化進化論などの考え方に基づきながら、人間には「社会性」がどのような形で備わっていて、どういう条件が揃えばそれらが表出されるか、といったことが論じられている。 こののメインとなる主張は、"私たちの遺伝子には社会や集団の「青写真(ブループリント)が組み込まれている"、というものだ。 世界には様々なかたちの社会があるとはいえ、どんなかたちの社会でも存続できるというわけではない。現に存続してきた社会とは、それが表面上はどれだけ多様であっても、根となる構造は共通しており「青写真」に基づいているのだ。逆に言うと、「青写真」を無視した構造の社会(人工的に

    愛情と結婚の進化論と人類史 - 道徳的動物日記
  • 「恋愛」とは自然なものなのか(読書メモ:『女と男のだましあい:ヒトの性行動の進化』) - 道徳的動物日記

    女と男のだましあい―ヒトの性行動の進化 作者:デヴィッド・M. バス メディア: 単行 原著は1994年、邦訳も2000年とかなり古く、進化心理学ののなかでは「古典」の部類に入るものだ。そして、古典なだけあって、進化心理学の考え方のなかでももっとも基となる部分が詳しく紹介されているところが参考になる。 タイトル通り、人間の男女の性行動について、繁殖を成功させるための「戦略」という観点から分析する議論が主となっている。 ・冒頭の、「恋愛」や「愛情」の自然性(実在性)を論じる箇所はとくに興味深い。 さらに問題を複雑にしているのは、愛情というものが、人間の生活のなかで中心的な役割を果たしていることだろう。恋愛という感情を体験しているとき、人間はその虜となってしまう。また、愛情を向ける対象が存在していないときには、恋愛の空想が頭のなかを占めてしまう。愛ゆえの苦悩は、おそらく他のどんなテーマに

    「恋愛」とは自然なものなのか(読書メモ:『女と男のだましあい:ヒトの性行動の進化』) - 道徳的動物日記
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2021/05/09
    ヒトの有性生殖について考えたい人には楽しい本