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ブックマーク / yasudayasuhiro.hatenadiary.org (21)

  • シュタインの門 - 原野商法1997

    (絵:#104) 強い日差しは部屋に深い影を作った。 暗い室内に天井から降ってくる埃が、モニタの光に照らされている。 カーテンが半分開いた窓辺には、椎名まゆりが100円ショップで買ってきた観葉植物が並べてある。 部屋の住人二人は、買って来た次の日には、植物があったことを忘れていて、5・6個ある愛玩物たちは、全て枯れるか腐るかしていた。 葉のくさった匂いに、バナナの皮の匂い、唐揚げの香辛料と油の匂い。 カビの匂い。 まゆりがメイド喫茶に行く時につける香水の匂い。 便所の汚物入れからやってくる血の匂い。 そして精液の匂い。 それが、この部屋の匂いだった。 岡部倫太郎は18歳だった。 大学生ならば、入学式が終わり、大学生活に馴染もうと必死になる時期だ。 高校卒業者ならば、職場で右往左往している頃だ。 岡部倫太郎は中卒だった。 当人は高校中退と言い張っていたが。 小学校の頃彼は「神童」と呼ばれてい

    シュタインの門 - 原野商法1997
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2011/07/07
    地獄じゃー
  • 2008-07-03

    http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20080623 いまさらラジオ感想を書く。放送からしばらく経ったので記憶違いが大量にあると思う。その辺は勘弁を。 オタの服装はやはりよくなったと思う。その原因には ・服飾が安価になったこと(メイド・イン・チャイナ) ・オタクコンテンツが安価になったこと(ブックオフやP2Pの出現) ・それらに対するアクセスがしやすくなったこと。(ユニクロの店員は話しかけてこないので安心。あと近所にユニクロができた) 等があげられる。ユニクロ(笑)かも知れんが、やっぱりユニクロはオタ全体の小キレイ度をあげたことは確かであると思う。昔のオタはもっとアレだった。んで、安価でアクセスしやすくなったから、金のない十代でも、服飾に金を回せなかったはずのオタクでも、ちっとはましな格好をできるようになったのではないか。 あと、オタク系コンテンツの普通人へ

    2008-07-03
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/07/04
    同感。ラノベぐらいなら、屈託の無い、小器用な人達も幾らでも買っていく。
  • もふもふオフ本題 - 原野商法1997

    http://illust.g.hatena.ne.jp/i04/20080608/1212933436 に参加した。カルマというカレー屋でナンをった。カルマ、俺のカルマ! 以下話したこと ・コミックコミュニケーションでは、会場右側「なのは」左側「東方」で、オッサンオタクと若いオタクの見事なゾーニングが出来上がっている。 ・「なのは」はオッサンオタの最後の砦なのか? ・「アイマス」「ボーカロイド」はおっさん臭い。もしかして「らき☆すた」もか? ・「東方」と「音楽系」に集まる若い衆とサークルの中の人にはオタっぽくない風貌のが結構いた。 ・この風貌とは、「脱オタ」者特有のの自意識と優越感と劣等感に凝り固まった「重い」風貌ではなく、もっと「軽い」風貌である。また彼らの中にはオタ的服装とは全く別の文脈にいる人間の服装をしていた。 ・脱オタ者は脱オタ後でも「チェックのシャツ+ケミカルウォッシュのG

    もふもふオフ本題 - 原野商法1997
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/06/12
    非常にもふもふとしている。p_shirokumaよりもふもふしている。/コメント欄が絶叫モノ。
  • 求められるオタク像?郊外私観2 - 原野商法1997

    難波功士『族の系譜学』っての第九章”「おたく族」から「オタク」へ”って部分を読んだ。 自分なりに要約してみる。 「おたく」は、 ・特定の物質的空間=コミケ・都市部の一部の趣味共同体 ・特定の階層=都市中産階級 ・特定の世代=新人類 ・彼らの内輪の話 だったわけですな。 しかしメディアが発展・普及していくと、これらの「特定」は全て壊れていく。 コミケに行かなくても同人誌は手に入る。アニメが面白くなっていくに連れて、下の世代もアニメを見始める。彼らの内輪話は、ネットや雑誌で拡散する。レンタルやP2Pの普及でアニメ・マンガは安価な娯楽になる。 かつて「おたく」は「族」であった。「族」とは「対面的な身体同士の共振がある」集団の事である。しかし、そのようなコミュニケーションよりも、現在あるのは、個々人を中心とする消費スタイルである。いうならば、オタク系である。この流れを著者は「おたく族からオタク

    求められるオタク像?郊外私観2 - 原野商法1997
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/05/02
    (後でコメント)
  • パヒュームの季節 - 原野商法1997

    サエキけんぞう原作:しりあがり寿作画の『テクノの季節』(初出1988年)を皆様はご存知だろうか。『同棲時代』のパロディマンガなのだが、舞台は1980年。同棲しているホモカップルの男役の方が、テクノカットをするところから物語は始まる。 男は木造安アパートに巨大シンセサイザーを持ち込み、就職もせず、一日中テクノを奏でている。女役のほうがついにぶちきれて、男役をひっぱたく。 男:「みろよ… 街中カリアゲだらけだぜ でもあれだな この街でカリアゲしたのはオレが一番早かったよな」 女:「そうよ あんたはいつも流行ばっかり気にしてそのくせ世間にでていこうとしない 臆病者!!」 二人は喧嘩を始め、男は女の顔を叩き、女はキーボードを蹴る。その中で、彼らは情事にもつれ込む。行為の後、ふたりは畳敷きの部屋に裸で横たわっている。 女:「・・・これからどうなるかしらね」 男:「テクノの後かい・・・」 女:「・・・

    パヒュームの季節 - 原野商法1997
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/04/25
    壁の向こうの放射能より、今は近所の硫化水素の時代ですからねぇ。
  • 2008-04-11

    「西尾維新を○しに行ってくる」と言ったら大学時代には大うけしました。今はひかれるだけです。 ヤンデレっていうのも「病んでる女だったら手込めにできるのでは?」というアレな下心を隠蔽し、狂気そのものに萌えるという中々根性の悪い趣味じゃないか。 ただその根性の悪さは、遠くから見たらある意味面白いもので、その面白さは「露悪を経由して、真の倫理に迫る」的ガロ的サブカルに対抗する手段であるとは思う。「純愛のふりをして、悪をする。そしてその悪を勘付かない奴をあざ笑う」というような。 山田花子ってKEYっぽいですね。障碍者とか、レイプファンタジーとか。山田花子がBSEの可能性があるホルモン焼肉なら、KEYはファミレスの合成肉ステーキ。どっちがすごいと言われれば、後者でしょうな。 マンガ家はネットを止めるべきではないだろうか。と思う昨今。 生ける伝説的作家は大抵業界人+ワナビーに支えられていると思うわけだが

    2008-04-11
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/04/11
    エントリ単位でなく、日付単位でブクマ。続けて読むと特有の味わいが。なんともいえない味わいが。
  • 2008-03-20

    http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1104240.html 山の中には古代からの日人が生息していたと聞くが、こいつらこそが古代の日人だろうね。80年代から全く同じ生活をしているという。山人は実在したよ! この山人と革非同(60年代から同じ生活を続ける山人)の面子とを並べて 「乱れる今時の若者の生活!」 とかいってワイドショーで特集しては如何か。 コメンテーターの大谷昭宏曰く 「フィギュア萌え族ですね。」 コメンテーターのアグネスチャン曰く 「こうしている間にもアニメ・マンガの中で児童が虐待されています!」 そんな中ハイヒールのモモコだけが 「どこが今時の若者やねんッ」 と真っ当なツッコミを。 なぜかその横では感極まって号泣する、ざこば師匠が。 密閉式のイヤホンをぶっ壊す。自転車の電灯が壊れる。スープを作ってみたが塩っぱくて酷い味。ユニクロ

    2008-03-20
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/03/20
    らき☆すた、ハルヒ時代における「オタ的痛さ」「オタ的後ろめたさ」の変化について、短くまとめている。比較的同意見。/後半の展開もいい感じ。光景が目に浮かぶようだ。
  • 世界樹と迷宮。生きながら北極に葬られ。(ラジオの感想など) - 原野商法1997

    『世界樹の迷宮2』がバイト先に3入ってきた。が、一も売れていない。自分の生きている場所が、地の果てであることぐらいは覚悟していたが、ここまで売れていないと中々に切ない。相方のガキに「世界樹の迷宮ってしってるか?」と聞く。案の定「知らないっすね」と返される。よせばいいのに「ネットじゃ有名だぜ」と言ってしまう。さて、と。どうしたもんかね、自分よ。 バイト先は自分の好きなCDをかけられるので、ジャニスジョプリンのCDをよく聴く。洋楽には全く疎いし、調べる気も起こらないので、彼女の事はぶっちゃけ何も知らない。ただ、福田和也『南部の慰安』のタイトルは彼女の愛したリキュールからきているものであることから、興味を持った。それと確か西原理恵子が彼女のコスプレをしてたんだっけ?無頼ってイメージを先行させて聴きはじめたら、素晴らしい歌手であることを知った。 『メルセデスベンツ』って歌が好きだ。「働いてもつ

    世界樹と迷宮。生きながら北極に葬られ。(ラジオの感想など) - 原野商法1997
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/02/24
    結局、ヤンキーの世界でも、相応の自意識なり担保となるモノなりが無いと、上手く立ち回っていくことはやっぱり出来ない。まして、「粗暴」という世渡りの手段はやはり目が粗いので、色々な制約に曝される。
  • 萌え雑感 - 原野商法1997

    http://d.hatena.ne.jp/heartless00/20080216 久々にネットにつなげたらトラバを頂戴している。エヴァ以降じゃなくて、90年代以降というのが実感。『動物化』以降というかさ。押井・ジャパニメーションから深夜の萌えアニメへというかさ。語り口調が変わったというかさ。 さて、しばらくネットに繋がなかったら体の調子が良くて仕方が無い。クネクネしたいときだけ繋ぎ、疲れたら少しづつ休みを入れるというやり方が、自分には向いているような気がする。 オフ会の思い出の一つに「錦市場でクイーンズブレイドの話をする」というものが挙げられる。京都の物産を眺め、雑踏に揉まれながら、終末的スン止め絵を脳に浮かべる男達。脱オタ。俺の脱オタはどこに。 中国ギョーザの一件を大笑いして眺めていたら、自分も天洋品の製品をっていたことが発覚した。レイシスト冥利につきるってもんだ! 一昔前の萌え

    萌え雑感 - 原野商法1997
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/02/21
    臭いものに蓋をして頬かむりしていると、後で化け物になって帰ってくるかもしれません。いや、既に心の檻の中で化け物は着実に育っているのかも。
  • 冬の唇(モテと俺) - 原野商法1997

    近所に住む美人姉妹の姉の方が結婚する。と、書くと余所余所しいが、よく考えてみたら、彼女は私の幼馴染なのだ。小さい頃はよく遊んだと思うのだが、全くその記憶がない。小さな頃から美人だったようには記憶している。小さな頃から容姿相応にモテていたと思う。だが、どうも私と彼女とが、年少の頃、一緒にいて、何やら会話を交わし、遊んだという記憶がない。いや、実際には遊んだに決まっているのだが、どうも記憶だけがない。 男の目から見て、美人というものはスゴイと思う。美人だから中身が無いということは、悲しいぐらいにありえない。愛されて育ったから、ひねくれていない。愛されて育ったから、他人の愛し方を知っている。愛を余剰にもっているので、他人にふりまける。だからモテる。完璧すぎる。無論、これは人生経験の少なく、男性である私の想像だから当てにはならない。女の仲間内で変なことをやっている可能性は十分ありえる。 タイトルは

    冬の唇(モテと俺) - 原野商法1997
  • 2008-01-08

    http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20080107/p1 なんか呼ばれた気がしたので、実感を書く。私は『ファスト風土』さえも読んでいないわけでして。だから、一人の郊外に生きる人間の感想だと思って社会学的に読んでもらいたい。 ちなみにhttp://d.hatena.ne.jp/yasudayasuhiro/aboutはフィクションです。ただし、事実もかなり混ざっている。 ・モータリゼーションは? 石油が高騰すれば、地方だけではなく日全域の風景も幾分か変化すると思います。人の移動に占める電車の割合は大きいですが、物流に占める電車の割合は少ないと思います。つまり物流のほとんどは石油によってまかなわれているのでは?と。トラック、船、飛行機。これ無しじゃ流通は日全域で成り立たない。ついでに電気も石油でできている部分もあります。維持・管理している人間もある意味石油

    2008-01-08
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/01/08
    同意できるところもそうでないところも。ただファスト風土の現状については視方は近い。/追記をみて同意に至った。
  • ジャンピングタイガー曜日 - 原野商法1997

    南京大虐殺について何か言おうと思うのだが、勉強不足も甚だしいので、特に言うべきことはない。 私達は60年以上前に起こった殺人事件を調べている刑事のようなもんだ。遺体は持ち去られ、証拠は散在し、証人は嘘をつきまくっている可能性がある。人間の記憶なんぞはいくらでも後から偽造されるもんだし、忘却もされる。無論、ややこしい利益が絡んでくるので嘘もつくに決まっている。そして偽証したって、誰かがこの嘘つきを法的に裁けるわけでもない。ならば、ちょっと勉強した程度の素人がこの事件について、断言するのは、暴挙といわざるをえない。大体、10年前の「ハイエンド系」だって何がどうなって有ったのか無かったのか微妙な訳だから、過去の調査ってのは基的に難しいわけだ。 そして同時に、歴史問題ってややこしいのも絡んでくる。南京大虐殺の有無と同時に、この事件歴史化せねばならない。しかし、いかようにコレが歴史化され、合意を

    ジャンピングタイガー曜日 - 原野商法1997
  • 2008-01-02

    コミケの感想を書こうと思うが、長くつまらないものになるので、箇条書きに留めておく。 ・コミケに行って帰ってきた。滋賀県から東京まで。約1000kmの旅。高速代をケチって全て一般道を使った。結論。死ぬ。当方スペックは軽自動車+カーナビなし+交代人員なし+車内泊+コミケ帰り+徹夜です。 ・徹夜+軽自動車+深夜+雨で首都高速に入ってはいけません。パト2ごっこのつもり(「走っていると考えがまとまるものでね。」)でしたが、久々に死を覚悟しました。 ・徹夜+軽自動車+深夜+濃霧で箱根の峠を攻めてはいけません。久々に死を覚悟しました。 ・レインボーブリッジと、みなとみらいと、ベイブリッジと、アクアラインを同一視してはいけません。久々に死を覚悟しました。 ・痛車は実在する。痛バイクも痛自転車も実在する。CGだと思ってました。それかSFX。 ・印象に残った痛車は鉈+血飛沫の言葉様をあしらったヤツです。それと

    2008-01-02
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/01/02
    「鬱屈とした若者はほとんどおらず、鬱屈としているのはオッサンばかりだったような気がします。」
  • あンたの白いコードが気に食わないンだよーッ - 原野商法1997

    『スクールデイズ』を10話まで観た。柄谷行人がどこかで言っていたことだが、人は他人が欲するものを欲するのだと、そう思った。 誠はモテまくり、それが災難を引き起こすわけが、なぜ駄目男の誠がそのようなハメに陥ったのかを少し考えてみよう。 誠は駄目男だ。言葉は女の勝ち組だ。だが、女の勝ち組の言葉が好きになりはじめることによって誠には大きな「価値」が生まれる。少なくとも、誠が男子生徒の(水面下の)競争を勝ちぬき、言葉をえるだけの実力を持った男ぐらいには思われる。 誠は言葉と付き合いだした途端、世界にも好かれだす。なぜなら世界は、誠が言葉と交際するということは、誠が言葉と同じぐらいの「価値」を持った人間だと考え始めるからである。その「価値」をえるために、世界は誠を好きになる。それは誠が言葉と親密になる(彼が難攻不落の女を落とせる実力を持ちはじめる)に従って、強い感情になっていく。ついでに、勝ち組の言

    あンたの白いコードが気に食わないンだよーッ - 原野商法1997
  • 2007-11-08

    http://d.hatena.ne.jp/i04/20071108/p1 に関連して 戦後マンガ史の最大の主題は、「マンガ=子供のもの」という図式の否定である。マンガ史は、人間を、大人を、青年を、内面を、性を、社会を、この街の風景を、その葛藤を描くために進歩し、それらは一定以上の成功をおさめた。 「オタク」という存在はこれらに対するノイズなのかもしれない。だが、「オタク」といえど、「子供のもの」を「子供のもの」として享受することはできない。ロボットアニメに「オタク」はガンダムエヴァンゲリオンを見出さねばならなかった。私たちは幼児向けマンガにまで乗り出しては、そこに過剰な「性」を読み取らなければならない。オタクの開祖は、ホームレスになって、この世のリアルを抑制的に描かねばならない。 戦後マンガ史の最大の主題が「マンガ=子供のもの」という図式の否定であったとすれば、「マンガ」と「政治」の接

    2007-11-08
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2007/11/08
    この後半パートが、善良な市民さん(宇野さん)の言う決断主義のまずいほうバージョンなのかな?
  • 2007-11-04

    中古車屋と穀物タワーしかない町に生まれて、今日もそのままである。まあ、ツタヤやらユニクロやらブックオフができたりもしたが、それは自分をこの町に適応させるぐらいしか役立たなかった。ツタヤで単館系の映画を借り、ユニクロでパクリ臭い服を買い、ブックオフで一昔前のマニアマンガを買う日々。 シミュラークルってのは、よくわからんが、てめえ自身の事だ。インチキな偽物を玩弄するような、センスってもんは自分には無い。シミュラークルにシミュラークルを愛でるような権利はない。てめえのコンプレックスをこじらした顔を鏡で覗き込みやがれ!これこそが、シミュラークルだ! とか昼間から思っているのもアレなので、京都までいってきた。電車の中でアルトネリコ2のサントラを聴いたりしたが、これが全く秋晴れの車内に合わない。シミュラークルにシミュラークルを愛でるような権利はな(以下略) http://www.b-mall.ne.j

    2007-11-04
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2007/11/04
    俺もおまえもシミュラークル。データベースの女の子と仲良しこよし。お似合いというものです。僕ら自身がまずデータベースでしかない事に、狼狽える必要はどれぐらいあるのでしょうか。
  • だからちょっと覚悟をしててよね。 - 原野商法1997

    初音ミクが、私たちボンクラどもに、新しい自由を与えてくれたことは、確かなことだろう。私たちは、彼女を調教することによって、歌を自由につくる可能性を手に入れた。 かのような、新しい可能性に満ち満ちた世界に、私たちは投げ込まれて、大分経つ。私たちは、封建社会から解放されたのに、自由に恋愛できない。街には真っ当な服が溢れているのに、ボロ布を好んで被っている。文字は書けるし、読める。でも、真っ当な論考は書けやしないし、小説の断片と設定はHDDの中で今日も眠ったままになっている。ああ勿論てめえは、自由な世界で、引きこもってオナニーばかりしてやがる! 初音ミクは、購入者に「可能性」を与えた。それは「新しい歌が生まれる可能性」であり、「新しい自分を作る可能性」であり、「初音ミクを積みっぱなしにする可能性」であったり、「初音ミクを前にして自分の無能さを悟る可能性であったり」する。 自由が拡張されていった結

    だからちょっと覚悟をしててよね。 - 原野商法1997
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2007/10/30
    娑婆世界の断面。自由が、せいぜい惨めさと無能さと不能さを強調する為にしか役立たない、という可能性について。小学生のところがたまらない。
  • 2007-10-28

    http://illust.g.hatena.ne.jp/i04/20071026/1193351924 名前入りってのがアレだ!電話番号入りとかアレだ! その、昔、女の子が可愛かった時代があってだな。それは昔のことだから、別に今、目の前に実現して欲しいってことじゃなくてだな。ほしのふうたやら、ほりほねさいぞうの一部の作品は、その手の虚妄をできれば目の前に実現させたいってのがあるんじゃないかな。何度もいうけど、こうの史代の諸作は、萌えってやつで。『夕凪の街 桜の国』ってのは、黒い髪の女の子がいた時代の話なんだ。スカートを履いた女の子がいた時代。女たちが、自分で衣服を縫った遠い遠い昔の時代の話なんだ。遠い世界だから、萌えとかいえるわけだ。コレを近い世界の出来事だと思ったり、世にこの幻想を実現しようとか思えば、それは反動だろう。 ほしのふうたってのは絵作家になりたかったらしい。絵ってのは、

    2007-10-28
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2007/10/28
    叩けば、叩かれる側以外は不安を防衛することが出来ますからね。分からないものに対する不安を防衛する、という図式はポストモダン社会において当然ありうべきメンタリティだと思います。
  • ま さ に ま な び ス ト レ ー ト。 - 原野商法1997

    ま さ に ま な び ス ト レ ー ト。隊列を作るのも、行列に並ぶのも嫌いだ。学生運動も学園祭も嫌いだ。そんなアンタのためにしみったれた「文化」があったんだ。秋葉原で500人の中に混ざらなくても、私たちは一人街を歩くだけで、人々の哀れみを買ったではないか。マスクもヘルメットも要らない。ユニクロの服と、ミズノのスニーカーだけで十分だ。デモのライブ感覚こそが不快だ。デフォルメされた幼女と、圧縮された音楽と、コメント入りの映像にだけ、私の故郷がある。wikiとはてブと特亜板だけが教養だ。今日も、クラスタ化された世界で脳にキャッシュを詰め込め。そして布団を汚せ。 革命は、世界の変革であるのと同時に、世界に規定された自己の変革でもあった。俺とお前がネットで暴れていることが反革命だ。オタクを生み出した世界で、脱オタを叫ばない奴は反革命だ。革命じゃなくて祭り?だったら私の居場所は無い。

    ま さ に ま な び ス ト レ ー ト。 - 原野商法1997
  • セクトといえば少女セクト Part.B - 原野商法1997

    竹熊健太郎や唐沢俊一といった強靭なディレッタント達がいる。後から遅れてオタク界にやってきた人間、例えばオタク第三世代や「はてな」的人々は、彼らと、どのように渡り合うべきか?そして如何にして領地を切り開けるか?それが原野商法だったとしても。 幾つかの方法論があると思う。 ・彼らのようななディレッタントになること。 彼らを戦車に例えるなら、こちらも戦車で立ち向かうこと。正々堂々としたやり方だが、鍛錬までに時間が掛かる。なにせこの方法で勝ったところで、それは彼らの方法論を打ち倒したことにはならず、むしろ彼らの方法論に屈したことなりかねない。 ・彼らの苦手分野で戦うこと。 彼らが、オタクのくせに、エロゲ・ラノベ・萌えに弱いなら、そこを突くこと。戦車にRPGで立ち向かうこと。有効な戦術だが、エロゲ・ラノベ・萌えに戦車を打ちぬけるほどの破壊力があるか否かは未だに怪しい段階にある。同時に、彼らにしてみれ

    セクトといえば少女セクト Part.B - 原野商法1997
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2007/09/30
    なんだかとても楽しそう。このメタ視座そのものが、メタとはいえある種の毒にやられちゃっているわけだが、しかし清清しさを感じるのは何故なんだろう?