日本マイクロソフトは10月16日、AIと量子コンピュータの開発に関する記者説明会を開催。同社 執行役員 最高技術責任者(CTO) 榊原彰氏が、マイクロソフトが先ごろ発表した「トポロジカル量子コンピュータ」について解説した。 マイクロソフトは、米国時間9月25日の「Ignite 2017」基調講演で、「トポロジカル量子コンピュータ」と呼ばれる量子コンピュータ理論の仕組みを実装したチップ実機、BlueFors社と共同開発した専用の冷却装置、Visual Studioで使える量子コンピュータ向けプログラミング言語を発表した。 将来的には量子コンピュータをAzureに統合するとしており、年内に、量子プログラミング言語を用いて、アプリケーションの開発・デバックができる量子シミュレーターが無料でプレビューリリースされる予定だ。量子シミュレーターは既存のPC上で、30~40量子ビットの量子コンピュータの