「私は『女性は宝!』だと思っています。うちは造園業で専門技術を身につけるのに1年かかります。そこには男女の差はありません。庭のデザインなどは、きめ細かい女性ならではの能力が必要ですしね」と話すのは、このたび福井県から『子育てモデル企業』と認定された、福井市にある造園業の会社『しばなか』の中村潤一社長。 福井県は今年の2月、全国で初めて、性別を問わず企業で働き一生で持てる子供の数、『企業子宝率』の調査結果を発表した。福井県内で回答があった297社のうち『企業子宝率』が2.0を超える企業は7社。その7社を福井県が『子育てモデル企業』として認定したのだ。 もともと福井県は『幸福度日本一』と呼ばれた地域。それは、共働き率や女性の就業率が全国1位。3世代同居率や1世帯当たりの年間収入が平均734万円で全国2位。さらに待機児童率ゼロという、都市部で働くママたちにはうらやましいデータも。 『しばな