「グロソブの基準価額が6千円割れ寸前まで下落してきて不安です」というお便りを頂戴しました。調査しましたところ、今回の「ギリシャ問題」「ユーロ暴落」でグロソブの運用戦略が完全に裏目に出てしまったようです。安全を謳い文句にした人気投信の知られざる実態が明らかになりました。 グロソブは「世界の安全な国債に投資する」のが目的の投資信託ですから、もともと信用力の低いギリシャ国債は投資対象に入っていませんでした。ところが運用報告書を見ると、グロソブは2009年夏頃からギリシャ国債に手を出し始めていました。 理由は簡単に推測できます。 2009年1月、グロソブは運用成績低迷から分配金を40円から30円へと引き下げました。一方で、皆様ご承知のとおり、グロソブよりも良好な運用成績で高い分配金がもらえる投信はたくさんあります。その結果、運用成績低迷、分配金低下に見切りをつけられたグロソブは資金流出が止まらなく
ユーロとギリシャの財政危機に注目が集まる中で、英ポンドが密かに危機に陥りつつある。今年1月には、ポンドは単一通貨ユーロに対する通貨高の流れに加わって、対ユーロで2.3%上昇したが、2月に入ると市場心理はポンド売りに転じた。 ギリシャでの事態の展開を見て、一部の投資家がユーロの存在そのものに疑問を投げかけるようになったにもかかわらず、ポンドは月初からユーロに対して1%下落した。対ドル相場では、ポンドは年初から4.8%下げており、昨年5月以来の安値に迫る動きを見せている。 為替トレーダーらの話によれば、短期の資金の流れを見る限り、市場に出てくる企業のポンド需要はいとも簡単に投機筋によって吸収されるという。これは重要だ。というのも、このことは投資家が次第にポンド安に賭け始めていることを示唆しているからだ。 それも無理からぬことだろう。何しろ2月18日には、英国政府が今年1月に43億ポンドを借り入
http://anond.hatelabo.jp/20100221183451 「コミットメントを前提とするインフレターゲット政策」を前提にしながら「コミットメントが困難だからリフレ政策は無理」ってあり得無くない? 君はコミットメントを「それを仮定しさえすればなんでも出来る魔法の杖」か何かと勘違いしているのか。 通常のインフレ目標のコミットメントメカニズムを一から説明していては日が暮れるので、はしょって説明する。興味があるなら自分で勉強して欲しい(コミットメントにこだわるなら、マクロだけでなくミクロのテキストも学習すると良い。繰り返しゲームあたりなど)。重要なのはどうやってコミットするかということ。例えば、無限繰り返しゲームを仮定して、一時的なサプライズインフレーションを行うインセンティブを中銀がもっていたとする(中銀の目的関数はこの文脈で一般的なものを用いる)。この場合、例えば一度でもタ
アメリカ屈指の空売り筋、キンコス・アソシエーツのジム・チェイノスが最近、次の空売りのターゲットとして中国に目をつけていることは以前の記事で紹介しました。 その記事では1月28日のオックスフォード大学セントヒルダ・カレッジでの彼のスピーチ・スケジュールに言及したのですが、きのう当日の録画を見ました。 以下は僕のメモからスピーチの概要を再構成したものです: 今から50年まえにも、こんにちの中国とおなじように毎年、6%程度の経済成長をコンスタントに叩きだす信じられないような国があった。 それはソ連だ。 彼らは「いまにアメリカなんか追い越してやる」と公然と宣言していた。 それも軍事力でアメリカを追い越すという話ではない。GDPでだ。 実際にスプートニク号が打ち上げられた時にはアメリカ人は本当にびっくりし、(こいつはヤバイ)と真剣にソ連を畏れたものだ。 これはどうしてか? それは計画経済の踏襲する「
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く