2010年9月10日のブックマーク (3件)

  • 漫画をめくる冒険―読み方から見え方まで― 上巻・視点【ピアノ・ファイア・パブリッシング】

    漫画をめくる冒険―読み方から見え方まで― 上巻・視点 (1) (編) ピアノ・ファイア・パブリッシング (著) 泉 信行/イズミ ノウユキ ■の説明 内容紹介 【オビ紹介文より】 「漫画論は、面白い」 明快な基礎理論から始まり、作品論や作家論をこえて、 メディアやコミュニケーションの問題へと視点は広がっていく。 上巻で登場を願う主な作家は、浦沢直樹・小林尽・津田雅美・曽田正人。 広大な「目で見える世界」をめぐる旅がスタートする。 【第二版特典】 第二版以降のオビ推薦文として、 精神科医・斎藤環先生 ゲーム作家/小説家・元長柾木先生 漫画家・緒方てい先生 ……ら三名の先生方によるコメント付き。巻末には海燕氏による4Pの「解説」が付属(→「解説」を途中まで読む)。 【目次】 序 ページをめくる時々の体験――「」という形状にひそむ力 〈〉の形をした漫画 漫画の読み/描き 第一章 イメージ

  • 漫画批評における、視点をめぐる諸問題 - リクィド・ファイア

    ■同一化技法という造語から 「主観ショット」という映画用語がある。また、漫画論の世界では「同一化技法」という言葉がある。 主観ショットとは、Point of View(視点)ショットとも呼ばれ、略して「POVショット」もしくは単に「POV」とも呼ばれている。カメラが映す映像を「登場人物の視点から撮影したもの」として見立て、登場人物の視線の向きを、観客の視線とほぼ一致させることのできるカメラワークを指す。そして主観ショットの効果を生み出すような演出は、(登場人物と観客の視線を同一にすることから)「同一化させる」などと説明される。 一方、同一化技法とは、漫画研究家である竹内オサムがその著作(『マンガ表現学入 門』など)の中で提唱した言葉であり、映画の技法を漫画に援用したものだと定義されている。しかし、映画用語の中には「同一化」という言葉こそあれ、実は「同一化“技法”」という言葉は見かけられない

  • 鼎談:泉信行 x さやわか x 村上裕一 2010年代の批評に向けて 第一回 - WEBスナイパー

    『GUNSLINGER GIRL (1) 』 著者=相田裕 出版社=メディアワークス 発売=2002年 『魔人探偵 脳噛ネウロ 1 』DVD 発売=2007年12月21日 発売元=「魔人探偵脳噛ネウロ」製作委員会 販売元=バップ 定価=3,990円(税込) 泉:今日のために、村上さんが夏コミで参加されていたヱヴァ破のコピー誌を読んできたんですけど、佐藤心さんとの対談、面白かったですね。なんか佐藤さんは、キャラのシチュエーション妄想をする妙な才能があって(笑)。マリに関しても、一見トラウマなんかと無縁そうなキャラなわけですが、それは改造手術か何かで記憶を消去されてるんじゃないかと深読みした上で、「マリが死ぬ間際にKey作品 のオルゴール曲みたいなのが流れて、消去されたはずの記憶が甦ってきたらしっくりきそう」って妄想していて、それはなるほど、絵面は浮かぶよねと。佐藤さんはガンスリの義体に喩えて