2019年2月19日のブックマーク (1件)

  • さらば映画箱舟! 

    クローネンバーグは、この世界のエラーを来性として認識する。 かれの映画の主人公たちにとっては、この世のエラーこそがこの世の道理を露呈させる機縁なのである。 というよりも、そのエラーが真理であるかどうかは主人公たちが主体的に(勝手に)判断する。 そして、そのエラーこそが真理であると倒錯(判断)する。 むしろ、そのエラーはかつてあったし、今もなおあり、これからも永続するものであると知る。 つまりエラーこそがこの世であったのであり、またこの世なのであり、これからも世を統べるものであると知るのだ。 そのエラーに身を投げて、エラーそのものとなることによって、人ははじめてこの世界を領受することが可能となるのである。 観た映画は以下。 ビフォアミッドナイト 母なる復讐 ウルフオブウォールストリート オンリーゴッド ホビット 竜に奪われた王国 三番目、四番目は好きだった。 おれの好きなスコセッシが帰って

    さらば映画箱舟!