小学生の頃、仲の良い友達の家で二人だけで遊んでいたところ、ふいに台所の方へ手招きされた。戸棚から彼がガサゴソと取り出したのが、袋めんのベストセラー「サッポロ一番 みそラーメン」。 友達はそれを袋の上からバリバリと砕き、袋をあけて中の粉末スープを振りかけ、シャカシャカ振って食べ始めたのだった。「これうまいんだよ! 食べてみ」とか何とか言われるままに一口もらってみるとその美味さに衝撃を受けた。スナック菓子のようなガリッザクッとした食感と粉末スープのパンチの強いうまみ。一瞬で虜になってしまった。いわゆるジャンクでチープな味だが、それがいいのだ。 これは発明だ! と思い、以来、大人になってもたまにそうして食べている。 過去コネタにもある通り、韓国ではおやつ感覚で「袋めんバリバリ食い」をしているそうだし、最初から麺に味がついている日清食品の「チキンラーメン」を生で食べるという話は私の周りでも普通に聞