天皇陛下の手術を終え記者会見する執刀医の天野篤・順天堂大心臓血管外科教授(右)と小野稔・東大心臓外科教授=東京都文京区の東大病院で2012年2月18日午後6時17分、武市公孝撮影 東京大病院(東京都文京区)で行われた天皇陛下の心臓の冠動脈バイパス手術は18日午後、無事終了した。狭心症の治療が目的だったが、記者会見した医師団によると、冠動脈の狭窄(きょうさく)(詰まり)部分を迂回(うかい)するようにつなげたバイパスの血管に血液が順調に流れていることが確認された。陛下は術後の検査などのため、集中治療室(ICU)に入った。順調に回復すれば約2週間で退院できる見通し。 手術は東大と順天堂大の合同チーム約10人で行われた。午後6時過ぎから記者会見した金沢一郎・宮内庁皇室医務主管は冒頭、「手術は予定通りに進み、終了しました」との発表文を読み上げた。 執刀医の天野篤・順大心臓血管外科教授と小野稔・東大心