26日に長野市で行われる北京五輪聖火リレーで、「硫化水素をまく」などとリレーの妨害を予告するメールが市に寄せられていたことが24日、分かった。発信者などは不明。硫化水素を使った自殺が全国で相次ぎ、23日には近隣住民が巻き添えとなり、100人以上が避難する事態が起きたばかり。長野で万一使われれば多数の被害者が出る恐れもあり、市や県警は警戒を強めている。 列島を震撼(しんかん)させている硫化水素自殺。それに便乗する“妨害予告”が、聖火リレーの地に届いた。 衝撃のメールは、24日の鷲沢正一長野市長の定例会見で明らかにされた。同席した市危機管理防災課の職員は、リレーの妨害を予告するメールが同課に10通ほど届いているといい「『硫化水素をまく』とかいろいろな話がある」と説明した。 市はすでに長野県警に連絡。メールアドレスなどが書かれていないことから発信者は不明で信用度も不明という。いたずらの可能性もあ