英スパイの3本柱はMI6、MI5とGCHQ[ロンドン発]人気スパイ映画「007」を生んだ国イギリスで新型コロナウイルス対策として、英政府は、通信を傍受するGCHQ(政府通信本部)にNHS(国民医療サービス)のICT(情報通信技術)システムにアクセスする権限を与えました。 GCHQは、007の主人公、殺しのライセンスを与えられたジェームズ・ボンドが所属する海外諜報機関MI6(秘密情報局)、国内防諜を担うMI5(情報局保安部)と並ぶ英情報機関の3本柱の一つ。偵察衛星や電子機器を用いた国内外の情報収集・暗号解読を担当しています。 英医療ニュース、HSJによると、コロナ危機で在宅勤務が増え、オンラインを使った取引も急拡大。これに伴ってサイバー犯罪やサイバー攻撃も激増しています。マット・ハンコック保健相は4月上旬、GCHQにNHSのサーバーセキュリティーを強化するよう要請。 NHSのシステムに蓄積さ