第12回 老後の生活費の不足を確保し、そして貯蓄を安心して使い切る生活は可能か ファイナンシャル・プランナー 大和田 英明氏、汀 光一氏 2005年12月19日 自分たちの老後の楽しみと生活費が優先 今回は資産に関する行動のうち、「取り崩す」「使い切る」に焦点を当ててラストプランニングを考えてみたい。日本経済新聞社が60歳~70歳代のシニア世代700人を対象に2003年に行った『セカンドライフのライフプランと生活設計』に関するアンケート調査によると、資産を自分や夫婦で使いきりたいと考えている人が55.5%と過半数を占めていた。 子どもの出生率が低下し続けるのとは逆に、高齢者の人口は急激に増加、それとともに平均寿命も延びている。一方、老後の生活の柱となる公的年金は、今後受給年齢が上がり支給額は下がっていく傾向にあるため、老後に準備すべき資金は確実に増えていくといえる。長い老後を、どう「
ビジネスマンの間で人気を誇るメールマガジン『ビジネス知識源』では、良質な経営・IT・ビジネス・経済知識の提供を目標に、様々な情報発信をしている。著者の吉田繁治氏の諒解を得て、吉田氏のドラッカーに関する論考の部分を短期集中連載する。 「経営学の父」と呼ばれ、世界の巨大企業経営者に大きな影響を与えてきたドラッカー教授が11月11日、老衰のために死去されました。享年95歳。十分に生き、十二分に書き、多くを語った人です。 経営コンサルタントの私のもとには、彼が死んでも、開けば対話ができる本が何冊か残されています。ドラッカー教授の熱心な読者ではありませんでしたが、難所を迎えるたびに切実に読んで来たことは事実です。 このシリーズでは、経営者ばかりでなく、若い日本の世代に参考になりそうな話題を取り上げて、私とドラッカーとの対話の足跡を紹介したいと思います。これから3回にわたって「仕事ができる
Webアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃が急増する今,システムの緊急点検が不可欠だ。 「対策している」と過信して,被害の発生にすら気づかない現場も少なくない。 早急に脆弱性の有無を見極め,穴があれば効率よく塞ぐ必要がある多層の防御ラインの形成が,システムを守る要となる。 ●編集長からのメッセージ 『日経システム構築』は“現場のSEを徹底サポートする”をキャッチコピーに,企業情報システム/ネットワークの設計や構築,運用の現場のエンジニアが日々直面する問題・課題を解決する月刊の実務専門誌です。 問題解決のヒントは“生”の成功事例・失敗事例にこそあるという考えのもと,誌面全体を通じて年間300社以上の豊富なユーザー事例を掲載。他の情報源からはなかなか得られない現場の活きたノウハウで,エンジニアの皆様を強力にバックアップしています。 セキュリティに関しては,今回の「SAFETY J
第20回 安心の住宅ローン選びには、何段階ものリスクヘッジを用意せよ! ~目先の金利だけにとらわれるな~ さくら事務所コンサルタント 刀根 慎一郎氏 2005年11月30日 マイホーム購入する方のほとんどが、住宅ローンを利用する。平成17年に住宅金融公庫が行ったアンケートでも、マイホーム購入を検討している約4000組のうち、90%ほどの方が住宅ローンの利用を予定していると回答している。 さくら事務所にも住宅ローン選びに関するご相談を数多くいただくが、多くの方の意識が金利動向だけにとらわれがちだと感じている。本来、安心できる住宅ローンを選ぶためには、金利動向よりも大切な考え方があるのだ。本稿では、安心できる資金計画とはどういったものかを詳しくお伝えしていきたい。 販売会社が長期の期間固定型、全期間固定型の住宅ローンを勧めない理由 マイホーム購入する際、ほとんどの方が販売担当者に「と
32インチの液晶テレビを950ドルで販売…。関東地方を中心に60店舗を展開する家電量販店のノジマが、激安液晶テレビのドル建て販売を計画していることが、日経ビジネスの取材で明らかになった。 ノジマは10月初旬から韓国製の32インチ液晶テレビを国内最安値の9万9800円で発売した。ユニデンも10月10日、当初の予定より1万円下げて12万9800円で参入したが、それより3万円も安い。輸入とアフターサービスを手がける現代デジタル(横浜市)の藤井章雄代表取締役によると、ノジマも当初、12万8000円で計画していたが、7月にイオンが台湾製液晶テレビを10万円で発売したため、それを下回る価格にした。韓国の商社へ5000〜1万台という大きなロットで直接買い付け、価格を抑えたという。 人気沸騰も収益には貢献ゼロ ノジマはまず10月初旬に、グループ会社で家電ネット通販のイーネット・ジャパンで600台を予約販売
第9回 李登輝氏が懸念する台湾と日本の安全保障 ~日本の最大の理解者の声に耳を傾けよ!~ 国際問題評論家 古森 義久氏 2005年10月27日 歓迎晩餐会で語る台湾の李登輝氏 訪米し、ニューヨークの台湾出身者による歓迎晩餐会で語る李登輝前総統(アメリカ・ニューヨーク) (写真提供:時事通信。なお同写真およびキャプションについて、時事通信の承諾なしに複製、改変、翻訳、転載、蓄積、頒布、販売、出版、放送、送信などを行うこと は禁じられています) 「台湾はいま中国の強大な軍事脅威にさらされています。その台湾の安全保障は日本の安全保障とも密接につながっています。台湾や日本の安全保障の危機は民主主義の危機でもあるのです」 ふつうに聞けば、まあ当然だろうと、つい聞き流しになりがちな、こうした言葉も台湾の李登輝前総統の口からとなると、ぐっと真剣に受け止めてしまう。ましてその李登輝氏の言葉
第10回 「ますらお」ぶりは見かけ倒し? 日米安保から逃げ回る小泉首相 ~基地地元の反対運動に振り回され、日米協議は先送り~ 国際問題評論家 古森 義久氏 2005年11月4日 米軍再編・ローレス米国防副次官 沖縄県の普天間飛行場の移設先について、日本側の案を受け入れる声明を発表するリチャード・ローレス米国防副次官(東京・港区の米国大使館) (写真提供:時事通信。なお同写真およびキャプションについて、時事通信の承諾なしに複製、改変、翻訳、転載、蓄積、頒布、販売、出版、放送、送信などを行うことは禁じられています) 「日米両国が同盟を21世紀の要請に合わせるには、前進を劇的に加速しなければならない。これまでに優柔不断、無関心、先延ばしによって失われた時間を取り戻さなければならないのだ」 アメリカのリチャード・ローレス国防副次官は在日米軍の再編計画がやっとまとまった10月末、東京
楽天から経営統合を提案されたTBSが11月、インターネット物販大手、アマゾンジャパンと組み、放送とネットを融合させた新サービスに乗り出す。リモコンを使い、テレビ画面上でアマゾンのネット通販を使える民放初の試みだ。TBSがここにきてアマゾンと組む理由。その裏事情を探ると、統合効果を強調する楽天に、暗黙の“不合格通知”を送っていることが分かる。 統合案より前に企画 「この企画は電通、アマゾンと1月から検討してきた。あくまで楽天の提案より前の話で、急に決めたわけではない」。TBSテレビの山口恩門営業開発部次長はこう話す。 新サービスを行うのは、TBSの土曜の人気情報番組「王様のブランチ」。番組内で紹介する本やDVDなどの情報を、地上デジタルデータ放送で画面に表示。視聴者はアマゾンのサイトと連動した画面を見ながら、リモコンで商品の検索、注文や購入ができる。 注目すべき試みが、「番組マイレージサービ
どうすればうまく話せるのか? 周囲からの評価が高く円滑に仕事を進めているビジネスパーソンは、大抵「話し方」がうまい。話し下手は現在、それだけで不利になる。そこで、相手に伝わる話し方やスピーチの心得を大公開。識者の提言や実体験、聞き手の本音などをヒントに、自分なりの話し方を工夫して実践してみよう。 どうでもいい話題をたくさん話して相手のニーズを探せ! 人と話をするとき、大きな目的は相手とコミュニケーションを取ることでしょう。そのためには何に気をつければよいのか。まずは自分が話している相手のニーズを察知することです。 梶原しげる氏 テレビ/ラジオ・パーソナリティー、司会者 1950年神奈川県生まれ。1973年早稲田大学第一法学部卒業後、文化放送入社。1992年からフリー。「TVのチカラ」(テレビ朝日)などテレビやラジオの司会を中心に活躍中。2002東京成徳大学大学院心理学研究科修了。認
「彼はウソをついた。今月、事業提携の相談に来た時には、『いきなり株式を買っての支配はしないように』と言ったら『しません』と答えていた。これでは企業支配ではないか」 TBS株の買収防止策発動の是非を判断する「企業価値評価特別委員会」の諸井虔委員長(太平洋セメント相談役)は民放番組を通じ17日、楽天の三木谷浩史社長に強い不快感を示した。 1995年からTBSの社外取締役を務める諸井氏は、旧秩父セメントに転身する前、日本興業銀行に14年勤めた。三木谷氏にして見れば、興銀の大先輩に当たる諸井氏への事前の根回しの意味での相談だったが、結局は公の場で厳しい非難を受ける結果になった。 主力のEC事業は曲がり角 三木谷氏が不興を買っても大勝負に出た理由。それを「焦り」と指摘する関係者は少なくない。国内で最大規模に急成長したEC(電子商取引)事業「楽天市場」の伸びが鈍化、国内外で急成長するライバルとの差がな
■「領土は100年後に取り返せばいい」と中国人は考える 太平洋戦争で東京中が焼け野原になった。しかし今、これだけ復興した。「死活」という意味では、あのとき日本は「死んだ」といえる。それに比べれば、最近の北朝鮮のテポドンなど「死活問題」にはなり得ない。10発飛んできても、2、3発当たるかどうかなのだから、これは当たったら運が悪かったという程度の問題といっていいと思う。 「日本は死んだ」とみんなが思ったけれども、ちゃんと復活した。私のような戦中戦後世代は、それを見てきている。その目から見て、日本にとって重要だったのは「領土」なのか、「主権」なのか、それとも何だったのか。 中国人は、領土は別に取られたっていい、また取り返せばいいという考え方をする。北方をロシア人に取られても、100年後にはいずれ取り返す。シベリアが全てロシアのものになっても、やがて中国人が住み始めて、結局取り返す。軍事力を使わな
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く