昔懐かしい「紙風船」や 「柳行李」の思い出…。 日本全国で愛されてきた 越中富山の薬売りと配置 薬の世界をご紹介します。 第一回目の配置薬資料館は、富山市売薬資料館をご紹介します。 緑豊かな呉羽山の散策ルートに、民芸合掌館、民俗資料館や陶芸館などとともに、学習と憩いの一体化を願った文化集落として「富山市民俗民芸村」は誕生しました。 その中の一角にあるのが、富山市売薬資料館です。 「薬売りの世界っちゃ、面白いがやねぇ(薬売りの世界って、面白いんだねぇ」 思わずそうつぶやいてしまいそうな、見どころ満載の資料館です。 入ってすぐの展示室には、売薬さんが携帯していた品々や、レトロ感あふれる昔の包装紙などが展示されています。 そのほか、薬を作る時の手順に沿って並べられた薬作りのための道具なども、興味深いものばかり。まるで手工業の作業を生で見ているような臨場感があります。