政府は、感染症対策の関係閣僚会議を開き、中南米を中心に感染が広がるジカ熱について、媒介する蚊が活動する夏に向けて、蚊の発生の防止や駆除を全国規模で展開することなどを盛り込んだ追加の対応策を決定しました。 新たな対応策では、地方自治体や企業にも参加を呼びかけて、公園の下草刈りや水たまりの除去など、蚊の発生の防止や駆除のための活動を全国規模で展開するほか、妊婦からの電話相談に応じる体制を整備するなどとしています。 また、会議では、抗生物質などの薬が効かなくなる「薬剤耐性菌」の拡大を防ぐため、抗生物質などの使用量を、2020年までに2013年の3分の2に抑える目標などを盛り込んだ初めての行動計画も決定しました。 安倍総理大臣は、会議で、「ジカウイルス感染症は、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの開催に備えた対応の強化が必要で、関係閣僚は緊密に連携して関係施策を着実に進めてほしい。また、