現在イラクでは治安が回復し、小康状態に落ち着いていますが、その1年前の期間は苛烈なテロ攻撃が頻発していました。中でも特筆すべきは、毒ガスを用いた自爆テロでした。使用されたのは塩素ガス。第一次世界大戦でも常用された毒ガスです。 また塩素ガステロ スンニ派市民27人が死亡 イラク | 朝日新聞 2007年4月7日イラク中部ラマディ近郊で6日、塩素ガスを積んだトラックによる自爆テロがあり、AP通信によると少なくとも27人が死亡、30人以上が入院した。検問所に突進してくるトラックに警官が銃撃したところ、検問所の手前約300メートルで爆発したという。周辺に市場や住宅があったため、多くの市民が犠牲になった。 塩素ガスによるテロは今年1月28日以降、9件目。現地では、国際テロ組織アルカイダ系過激派への反発から、スンニ派の部族勢力が政府治安部隊に合流している。この日のテロも、アルカイダ系による部族勢力に