いよいよ12月1日から就活が解禁される。大企業に入れば安泰という時代ではないが、「若いうちはベンチャーで働け」「ノマドで自由な働き方をしよう」といったメディアの論調も、本当なのかと就活生を不安にさせる。 「就活って初体験が多いけど、いろんな話をとにかく『本当なのか?』って疑うことが大切だと思いますね」 就活を控えた大学3年生の質問を受けて、人事コンサルタントの常見陽平氏が答えた。11月22日、同氏の著書『普通に働け』の出版を記念し、芳林堂書店高田馬場店で開かれたトークイベントでのヒトコマだ。 「意識が高い人」たちに流されるな 百戦錬磨の社会人、特に経営者にとって「この会社なら成長できる!」「すごい人になれる!」と就活生を魅了するのは簡単なことだ。しかし、それを信じて入ってみたら、とても耐えられないハードワークを強いられるブラック企業であったという話も少なくない。 就活生は、それを見抜かなけ