日本再生の切り札か、それとも・・・橋下徹とこの時代---我々はどう考えるべきなのか 劇薬は口に苦し周囲は必ず二分される 橋下徹の「敵と、味方」 変革者の前には必ず敵が立ちはだかる。官僚機構、電力ムラ、大政党。国家の全身に回った毒を除くには、強烈な薬が必要だ。たとえ血反吐を吐きそうな味でも、飲み込んで初めて、再生への道が開ける。 橋下徹という劇薬が、いま激しく化学反応を起こし、この国の業病を焼き尽くそうとしている。 「批判をしてきた相手には100倍返しする」 そんなことを平然と言い放つ人間の周囲は、当たり前だが敵だらけ。それでも橋下氏が攻撃的な姿勢を崩すことはない。批判者に対しては、記者会見のネット中継やツイッターを駆使して、「バカ学者」「似非インテリ」などと徹底糾弾し、全日本的に晒し者にしてしまう。 このまま橋下氏が突き進めば、この国はもうすぐ、「橋下か、非橋下か」というたった二つの選択肢