鍋や包丁など台所用品による事故が相次いでいるとして、NITE=製品評価技術基盤機構が注意を呼びかけています。 NITEによりますと、鍋や包丁など台所用品による事故は、去年3月までの5年間に2200件余り報告されています。 特に多かったのは鍋に関係する事故で、コンロの炎が当たって樹脂の取っ手が壊れたり、鍋ぶたが割れたりするケースのほか、圧力鍋の蒸気を抜く装置が詰まってふたが飛ぶ事故も起きているということです。 また、包丁による事故も多く、塩分などにより柄の部分の腐食が進み、刃が抜けて指を切るケースが目立つということです。 このためNITEでは、鍋はこんろの中央に置き、炎が鍋底より大きくならないよう火力を調整することや、包丁は使用後、十分に洗って乾燥させるよう注意を呼びかけています。 NITEの池谷玲夫課長は、「調理器具の柄や取っ手がぐらぐらするなど異変を感じたら、すぐに使用をやめてほしい」と