4月28日、中国財政省は、石炭の輸入関税を2022年5月1日から23年3月31日まで全てゼロ%に引き下げると表明した。写真は江蘇省連雲港で、輸入された石炭が運搬される様子。2019年12月撮影(2022年 ロイター) [北京 28日 ロイター] - 中国財政省は28日、石炭の輸入関税を2022年5月1日から23年3月31日まで全てゼロ%に引き下げると表明した。
中国は石炭生産を大幅に増やす計画だ。輸入依存度を下げるためだが、気候変動への対応としては短期的にはマイナスとなる。 事情に詳しい複数の関係者によると、中国国家発展改革委員会(発改委)は先週後半の会合で主要生産地の当局者に対し、国内生産能力を約3億トン増強する意向を示した。また政府と鉱山会社、ユーザーと分け合う形で6億2000万トンの在庫を積み増す計画だ。 こうした増産により、既に低かった石炭の輸出依存度がさらに下がることになる。ロシアのウクライナ侵攻に伴い石炭価格は過去最高値圏に上昇している。 発改委の方針はまた、中国の化石燃料依存は変わらないという懸念を強めることにもなる。気候変動対応の目標達成に影響が出るものの、経済成長への打撃を抑制するためエネルギー安全保障を強化する。 発改委は増産スケジュールを明らかにしなかったが、昨年の全面的な生産推進を踏まえれば、比較的速やかに実現し得ると考え
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く