中国石油天然ガス集団(CNPC)の幹部は7日、第1・四半期の国内石油消費は新型コロナウイルス対策により減少するが、第2・四半期に日量1426万バレルに回復するとの見通しを示した。上海のガソリンスタンドで2017年撮影。(2022年 ロイター/Aly Song) [北京 7日 ロイター] - 中国石油天然ガス集団(CNPC)の幹部は7日、第1・四半期の国内石油消費は新型コロナウイルス対策により減少するが、第2・四半期に日量1426万バレルに回復するとの見通しを示した。
中国企業が人民元で代金を支払ったロシア産の石炭と石油が中国に流入しようとしている。ロシアのウクライナ侵攻を受け、国際社会が対ロシア制裁を強化する一方で、中ロ両国はエネルギー商品の取引継続を図っている。 中国のコンサルティング会社、汾渭エネルギー・インフォメーション・サービスによれば、幾つかの中国企業が3月に人民元で購入したロシア産石炭は4月中に中国に到着する。米欧がロシアに制裁を科し、国際金融システムからロシアの銀行数行を排除して以降、元建て決済を通じた初のロシアからの商品輸入になる。 ロシア産原油の売り手も中国勢に人民元での支払いを容認。人民元で買われたESPO原油の出荷第1弾は、5月に独立系の石油精製事業者に引き渡されると、売買に詳しい関係者が明らかにした。 汾渭エネルギーは石炭についても、原料炭と一般炭のいずれも人民元で支払われていると説明。米欧が国際銀行間通信協会(SWIFT)国際
米資産運用会社グランサム・マヨ・バン・オッタールー(GMO)の共同創業者ジェレミー・グランサム氏はロシアのウクライナ侵攻に関連して、現在のような原油価格急騰はこれまで常にリセッション(景気後退)の引き金になっており、限りある一次産品の不足に伴い、グローバル経済が今後数十年ではるかに大きな困難に直面する危険があると警告した。 グランサム氏は6日に公表した論説で、「資源価格トレンドの上昇が続くのはほぼ避けられないようだ。多くの古代文明が資源の浪費によって滅んだ」と指摘し、資源価格高騰が成長を減速させるだけでなく、政治システムの崩壊を招く恐れがあるとの見解を明らかにした。 ウクライナでの戦争に伴う食料価格高騰や、成長を切望する新興諸国が原動力となり「商品ブームサイクルが繰り返される」見通しを同氏は不安なトレンドとして挙げた。
出光興産は木材を半炭化したバイオマス燃料「ブラックペレット」の商用化に挑んでいる。ブラックペレットを石炭に混ぜて燃やすことにより石炭火力発電の二酸化炭素(CO2)排出を減らし、最終的にはブラックペレットのみを燃料にする専焼化によりCO2排出を実質的にゼロにするカーボンニュートラルを目指す。2022年11月にベトナムで製造プラントを稼働させる。ブラックペレットは木材を細かく砕いて固めた固形のバイ
ロシアは国産原油を大きく値引きしインドに直接販売することを提案している。事情に詳しい関係者が明らかにした。 ウクライナに侵攻したロシアに対し国際社会が制裁を強める中で、ロシアはインドによる原油購入を促そうと、ウラル原油を侵攻前の価格と比べバレル当たり最大35ドル安く提供しようとしている。極秘に交渉が行われているとして関係者が匿名を条件に語った。 ウクライナで戦争が始まってから、原油価格の指標である北海ブレントは10ドルほど値上がりしており、ロシアが提示する値引きは現行水準からみると極めて大きなものとなる見込み。原油の売買交渉は政府間で行われていると関係者は説明した。 ロシア、インドにSWIFTに代わる決済手段の利用提案-関係者米国と豪州、インドを批判-対ロ制裁を骨抜きにする提案検討で 国際的な圧力や制裁を無視し、ロシア産原油への購入を増やそうとしている国は少ないが、アジア2位の石油輸入国
カザフスタンのアクチュラコフ・エネルギー相は24日、カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)を経由する同国からの原油輸出を1カ月以内に再開する見通しを示した。写真はマンギスタウ州の石油ポンプ場で昨年11月撮影(2022年 ロイター/Pavel Mikheyev) [アルマトイ 24日 ロイター] - カザフスタンのアクチュラコフ・エネルギー相は24日、カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)を経由する同国からの原油輸出を1カ月以内に再開する見通しを示した。テレビ局アタメケン・ビジネス・チャンネルに語った。 その間に一部の原油供給ルートをカスピ海のタンカー輸送やロシアのサマラや中国に向かうパイプラインに変更する可能性があるものの、CPC閉鎖による輸出減少分を十分に補うことはできないとの認識を示した。
3月23日、中央アジアのカザフスタンからロシアの黒海沿岸にパイプライン経由で運ばれる原油の輸出が悪天候による港湾施設の損傷により停滞していることが今週明らかになったが、市場関係者はなお被害の大きさを測りかねている。写真は2005年12月、カザフスタン・アタスの石油パイプライン施設で撮影(2022年 ロイター/Shamil Zhumatov) [ロンドン 23日 ロイター] - 中央アジアのカザフスタンからロシアの黒海沿岸にパイプライン経由で運ばれる原油の輸出が悪天候による港湾施設の損傷により停滞していることが今週明らかになったが、市場関係者はなお被害の大きさを測りかねている。 カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)のパイプラインを経由してロシアのノボロシスク港から輸出されるカザフ原油は世界の供給量の1.2%を占め、輸出に大きな混乱が生じれば一段の供給逼迫を招きかねない。
24日の原油先物は続伸。黒海の主要輸出ターミナルが嵐で被害を受けたとの報道を受け、トレーダーがさらなる供給途絶を懸念した。写真は2021年2月、ロシアのオムスクで撮影(2022年 ロイター/Alexey Malgavko) [24日 ロイター] - 24日の原油先物は続伸。黒海の主要輸出ターミナルが嵐で被害を受けたとの報道を受け、トレーダーがさらなる供給途絶を懸念した。
3月20日、中国税関総署が発表した1─2月の国別原油輸入統計によると、サウジアラビアが1461万トンで首位を回復した。山東省青島港で2019年4月撮影(2022年 ロイター/Jason Lee) [北京 20日 ロイター] - 中国税関総署が20日に発表した1─2月の国別原油輸入統計によると、サウジアラビアが1461万トンで首位を回復した。日量ベースでは181万バレルで、前年同期の186万バレルを下回った。 昨年12月にサウジを抜いたロシアは、前年同期比9%減の1267万トンにとどまった。輸入枠縮小に伴う独立系石油精製業者の買い付け削減が響いた。日量ベースでも157万バレルと、前年同期の172万バレルから減少した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く