ロシア通信によると、ロシア国防省は10日、白海に位置する海軍の原潜から新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「ブラバ」の発射実験を9日に行ったが、失敗したことを明らかにした。 ロシアは核弾頭の搭載が可能なブラバを次世代の主力ミサイルと位置付けているが、今回を含む12回の実験のうち7回が失敗に終わり、開発計画は危機に陥っている。 国防省は、従来の失敗例では発射実験の第1段階で問題が起きていたが、今回は第1、第2段階は計画通りで、第3段階で動力に技術的問題が発生したとしている。 ノルウェーでは9日、白海周辺で異常な白い光が確認されていた。 ロシア紙「独立新聞」によると、今回の実験は当初、10月下旬に実施を予定していたが、発射に至らず延期されていたという。(共同)