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ブックマーク / frankens.net (13)

  • Part of it all インタビュー | NakaFra

    次回の公演は1日2ステージのみ。しかも、俳優も制作も演出家も子づれでやって来るという。 アクセシビリティという言葉もあちこちで聞くようになり、「子どもも一緒に観られる舞台」などと銘打つ公演も増えてきた。けれど、一方で子を産み育てている俳優たちのことは誰が考えるのだろう。少子化を軽んじ「やってる感」しか出さずにろくな対策もせぬ政府に対する異議申し立てではないか!! と鼻息を荒くするインタビュアーは、ひらりとかわされる。 強くメッセージを発するなんてことはしていないのに、気づけばうねりに飲みこまれ根底から揺さぶられてしまっている。ナカフラの舞台を観ているかのような時間であった。 (取材・構成:鈴木励滋) ※インタビューは2021年6月17日(木)、Zoomにて行われました。 中野成樹(以下、中野):最初にすみませんが、今日はうちの4歳半の息子が、さっきお風呂入ってたらお尻がかゆいって。最近ず

  • 橋を渡る | NakaFra

    綺堂という人は、いろいろなものをまたいだ作家でした。「半七捕物帳」シリーズは、「捕物帳」という、いまではおなじみの時代小説(時代劇)の一ジャンルを拓いた有名な作品ですが、そもそものアイディアはシャーロック・ホームズの江戸版というところにありました。またそれは、いまよりまだ距離が近かったとはいえ、もう過ぎ去ってしまった江戸へ、東京から橋をかけ直すような仕事でもありました。 今日紹介する「両国の秋」は、「半七捕物帳」の連載開始とほとんど同じころに書かれた小説です。舞台となる両国橋は、ご存じのとおり下総国と武蔵国(いまにたとえると千葉と東京)をまたぐ橋で、江戸時代、東詰には見世物小屋がひしめいていました。そこで働く蛇使いの女と、武家に仕える男との、身分をまたいだやるせない恋の物語です。 綺堂には、探偵物や怪奇物のほかに、心中物とか情話とか呼ばれる、行き場のない男女の関係を描いた作品がいくつか

  • はじめに | NakaFra

    はじめて岡綺堂を読んだのは、大学の授業でだったかと思う。 近代劇についての講義でだったと記憶しているが、 話の流れでなぜか新歌舞伎の話となり、皆で『修善寺物語』を読み合わせた (しかし、どうして「修善寺」だったのだろう…?)。 二十歳そこそこの僕にとっては、おもしろくもつまらなくもないものだった。 25年ほど前の話だ。 『半七捕物帳』も含め、綺堂を好んでパラパラ読むようになったのは、 今から10年ほど前で、長島確のすすめがきっかけだった。 当時、着任した新設の短大の図書館に、なぜか岡綺堂の全集が置いてあり、 それを見つけた長島が、「うわー…奇妙なものがあるなあ…」と目を輝かせた。 たしかに、まだ蔵書がほぼない図書館の中で、岡綺堂全集は異様な存在感があった。 久々に読む綺堂は、もちろんかつてと何も変わっていなかったが、 今度は身体にスルスルと入ってきた。 こちらのどこかが変わったのだろ

  • F/T 17 『半七半八(はんしちきどり)』2017 | NakaFra

    フェスティバル/トーキョー17 まちなかパフォーマンスシリーズ 中野成樹+フランケンズ 『半七半八(はんしちきどり)』 原案:岡綺堂「半七捕物帳」より 作•演出:中野成樹 ドラマトゥルク:長島確 2017年10月6日(金)〜9日(月・祝) 松戸・PARADAISE AIR、FANCLUB(受付)、ほか 詳細・チケット購入はこちら 出演:竹田英司、田中佑弥、鈴鹿通儀、福田毅、洪雄大 小泉まき、斎藤淳子、北川麗、佐々木愛/ 道廣オリヴィエ一真、新藤みなみ/スズキシロー(A.C.O.A) スタッフ:東彩織、水渕歩知 ************************************************** 『半七半八(はんしちきどり)』 演出ノート 東京都葛飾区の鎌倉という町で生まれ育った。 なので、江戸川の土手にはよく行った。 ちっちゃな頃は段ボールで草すべりをして、 小学校に入る

  • 2016 Spot Light Project vol.1 中野成樹+フランケンズの短々とした仕事5『カラカラ天気と五人の紳士』 | NakaFra

    久々の短々とした仕事シリーズです!! Spot Light Project vol.1 中野成樹+フランケンズの短々とした仕事5 『カラカラ天気と五人の紳士』 作:別役実 演出:中野成樹 2016年12月27日(火)-12月30日(金) STスポット 出演 浅井浩介・篠崎高志・竹田英司・鈴鹿通儀・山田宏平・斎藤淳子・新藤みなみ 日時 12月 27(火)19:30 28(水)19:30 29(木)13:00/16:00 30(金)13:00 *受付開始は開演の30分前、開場は20分前 チケット(日時指定・全席自由) ◎一般前売 ¥2,500 ◎一般当日 ¥2,800 ◎U-25(前売・当日ともに)¥2,000 *当日、身分証など年齢のわかるものをご提示下さい。 予約:11月5日(土)10時〜 STスポット ◎予約フォームはこちら ◎MAIL:tickets@stspot.jp ◎TEL:04

  • NakaFra | 一般社団法人なかふら/中野成樹+フランケンズ

    Skip to primary content Skip to secondary content 一般社団法人なかふら/中野成樹+フランケンズ facebook twitter © 2012 Shigeki Nakano+frankens All rights reserved. [contact:info@frankens.net] 【新作2024】中野成樹+フランケンズ 演劇作品集『ちがう形』 中野成樹+フランケンズ  演劇… 12月 21st, 2023 0 comments 中野成樹+フランケンズ, 次回公演 『EP1(ゆめみたい)』2022 中野成樹+フランケンズ202… 7月 25th, 2022 2022年, 中野成樹+フランケンズ, 記録 小泉まき 出演  マームとジプシー『cocoon』2022 小泉まき出演 マームとジプシー… 7月 9th, 2022 0 comm

  • 中野演出作品上映、中野・長島トーク出演 パフォーミングアーツの記録上映会『ANTIQU vol.1』 | NakaFra

    中野演出作品上映のお知らせ 中野・長島がトーク出演もします。 会場:急な坂スタジオ ▶︎『Zoo Zoo Scene(ずうずうしい)』2008/野毛山動物園 9月21日(水)11:00 / 22日(木・祝)17:00 / 26日(月)14:00 / 30日(金)11:00 *同時上映に村上・福田出演の『つれなくも秋の風』あり ▶︎中野成樹+フランケンズ『ゆめみたい(2LP)』2011/川崎市アートセンター 9月21日(水)19:30 / 27日(火)17:00 / 30日(金)14:00 ▶︎F/T13『四谷雑談集』+『四家の怪談』2013/四谷駅周辺、及び北千住駅周辺 9月28日(水)19:30※ / 29日(木)11:00 / 30日(金)17:00※ ※28日(水)長島確トーク出演 / 30日(金)中野成樹トーク出演 詳細は ANTIQUwebへ

  • みな区々 (作家別、劇場近辺のお店ガイド) | NakaFra

    ナカフラのまち歩き企画「みな区々(まちまち)」。 今回はWEB上にて、劇場近辺にある飲店を作家別にご紹介します。 「えんげきドライブ」は上演だけでもおなかいっぱいの予感……ですが、 公演の前後、実際の胃袋もぜひ満たしてください。 ※飲店のチョイスは独断・個人的な嗜好によるものです。実際の作家の方々とは直接的な関係はまったくございませんので、どうぞご了承ください。 ①シェイクスピア:池袋西口を直進するとすぐ目に付く、言わずと知れた立ちい蕎麦「君塚」。ここでは、普通の出汁と「なにわ」出汁と選ぶことができます。東西を超えた奥深さ、まるでシェイクスピア。 (24時間営業、定休日:無) ②森薫:東京芸術劇場裏に佇む「格珈琲 昭和」。読書などに最適な店内、深い味わいのブレンドコーヒーは「昭和」と「平成」があります。森を見て昭和を想うか、平成から眺めるか…。 (日〜木12:00~22:00、

  • 森の途中 | NakaFra

    人生の道半ばにして暗い森に踏み迷ったのはダンテ。木の葉を隠すとしたら森に隠すのはチェスタトン。木が3つで森。森が3つでは? 今回のAプログラムでは森にゆかりの3作品を並べている。Bプログラム(作品によっては抜粋)と違って、こちらの3は基的に丸ごとやる予定だから、たんに《森》ワンテーマの3立てと言ってしまえばそれでいいのだが、演目を決めた側も自覚していない、もう少し深い意味があるのではないかと、稽古半ばで考え始めている。 深いといえば、森も「深い」と形容するが、これはどういう意味だろう。深いというと何となく縦方向というイメージだが、森の場合は「奥」が深い。水平方向にディープ。 方向を問わないディープの極みに、ディープ・スペースという言い方がある。遠い宇宙を指す言葉で、日語では深宇宙と訳す。冥王星あたりまで行くと相当な深宇宙。この言い方はたぶん深海(ディープ・シー)の連想から来ている。

  • 東京アートウイーク2016/東京都現代美術館「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」『見えない演劇』 | NakaFra

    東京アートウイーク2016 東京都現代美術館「MOTアニュアル2016キセイノセイキ」 外の刺激+フランケンズ『見えない演劇』 –美術館のあちこちで「見えない演劇」を上演します。– 企画・構成 中野成樹・長島確 出演 竹田英司・鈴鹿通儀・洪雄大・斎藤淳子・北川麗/佐々木愛・藤谷理子/原田つむぎ、ほか 日時 2016年5月15日(日)11:00-15:30頃終了 料金 無料(予約不要)一部展覧会会場内(要チケット)で展開します。 東京アートウイーク2016▶▶▶ 東京都現代美術館▶▶▶ 「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」展覧会ウェブサイト▶▶▶ 中野成樹 コメント 「見えない演劇」というのは、僕たちの仲間だった熊谷保宏が2011年頃から実際に試しはじめたものです。家はアウグスト・ボアール(1931-2009)というブラジルの演出家で、街中でちょっとした「演劇」をそっとはじめ、最終

  • 2016『えんげきは今日もドラマをライブするvol.1』 | NakaFra

    芸劇eyes 中野成樹+フランケンズ2016 『えんげきは今日もドラマをライブするvol.1』 誤意訳・構成・演出:中野成樹 ドラマトゥルク:長島確 2016年6月18日〜26日 東京芸術劇場シアターイースト 出演 村上聡一、福田毅、竹田英司、田中佑弥、鈴鹿通儀、洪雄大 石橋志保、小泉まき、斎藤淳子、北川麗 ゲスト 小林美江、山田宏平、原田つむぎ(東京デスロック)/佐々木愛、藤谷理子 ※石橋志保、小林美江はAプロのみ出演 プログラム A「森のカヴァー」 →ナカフラ流カヴァー・アルバム。今回のテーマは「森」 ・『夏の夜の夢』(作:シェイクスピア 訳:小田島雄志) ・『華々しき一族』(作:森薫) ・『マキシマム・オーバードライブ改』(原作:モリエール「亭主学校」より/誤意訳:中野成樹) B「戯曲のノンストップ・ミックス」 →ナカフラ流ミックス・アルバム。古今東西の戯曲より名シーンをメドレー上

  • 2015年『ロボットの未来・改』 | NakaFra

    中野成樹+フランケンズ2015秋・葉原 『ロボットの未来・改(またはつながらない星と星)』 作・演出:中野成樹 ドラマトゥルク:長島確 出演:竹田英司、田中佑弥、福田毅、小泉まき、斎藤淳子、北川麗 ゲスト:鈴鹿通儀、小田龍哉、佐々木愛、藤谷理子 2015年11月20日〜25日 アキバナビスペース(101-0021 千代田区外神田3-1-8ブローウィンド秋葉原ビル1F) 11月20日(金)   15:00 11月21日(土)   14:00 11月22日(日)   11:00/15:00 11月23日(月・祝) 11:00/15:00 11月24日(火)   15:00/19:00 11月25日(水)   15:00 全9回/6日間その他に貸切回2回あり ※開場は開演の20分前より チケット(全席自由) 10月5日予約開始 ※券種をお選びのうえ日時をご予約ください ▶エコノミー  ¥2,80

  • 2015『ナカフラ演劇展 vol.2』 | NakaFra

    ▶中野成樹+フランケンズ2015 ▶『ナカフラ演劇展 vol.2』 ▶日時・会場 2015年4月29日〜5月3日 シアターノルン(東京都大田区大森西7-5-7) 29(水)15:00 b/17:30 a <公演終了> 30(木)17:00 a/19:30 b <公演終了> 01(金)18:30 c <受付終了>  /19:30 a <受付終了> 02(土)13:00 d/15:00 a <受付終了>  /17:30 b <受付終了> 03(日)12:00 c<受付終了>/13:00 a ※受付開始は開演の30分前、開場は20分前です。 ※最寄り駅より劇場まで、少しお時間がかかります。 お時間に余裕を持ってご来場いただきますよう、お願いいたします。 ▶プログラム a.中野成樹+フランケンズ 『ラブコメ改』(2005年初演)100分 原作:モリエール『女房学校』より 誤意訳・演出:中野成樹 出

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