タグ

ブックマーク / econ-web.cc.sophia.ac.jp (1)

  • 上山隆大先生.indd

    171私益と公益のはざま:イノベーションと知識生産における二つの秩序 概要  稿の目的は、1980 年代に顕在化した科学研究の特許化や商業化という現象を手がかり に、大学という公共的空間が市場(クライアント)との接点の強化によって変容する背景を、 ハーバード大学やスタンフォード大学の内部資料から概観することにある。最近、研究者向 けに公開されたスタンフォード大学の学長ドナルド・ケネディ文書を主な資料として、この ような変化が最も明示的に生まれた場所としてのカリフォルニアという地域を、伝統的な 「公益」と「私益」の区別とは異なるエートスの出現する場所として考え直す。 キーワード:シリコンバレー、イノベーション、遺伝子組み換え、大学研究の特許化、       スタンフォード大学、利益相反  I はじめに  知識の世界は二元論で語られることが多い。精神と物質、主体と客体、二つの対立する世界観

  • 1