『3000万語の格差 赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ』を読みました。 耳の聞こえない赤ちゃんに人工内耳移植をしても、話せるようになる子とそうならない子がいるという、衝撃的な話からスタートするこの本。 子どもへの話しかけの重要性について書かれた本は今までも読みましたが、この本ほど説得力があり、かつ具体的で再現性のある本は初めてです。 内容をご紹介します。 目次 内容 感想 内容 「子どもの言葉、学力は3歳までの言語環境に左右される。」 外科医から社会学者へ 著者は小児人工内耳外科医から社会学者に転身したダナ・サスキンド博士。 彼女はシカゴ大学で行われた人工内耳移植プログラムを通して、ある事実に気がつきます。 それは、「耳の聞こえない子どもに人工内耳移植を行っても、すべての子どもが話せるようになるわけではない。」ということ。 シカゴは米国第3の都市で、貧困率、深刻犯罪率が米国の中で