前に書いたことがあるが、君が代伴奏を拒否した教師の処分取り消しの裁判で教師が敗訴し、最高裁が上告棄却したところ、反対意見の判事が一人だけいた。 途端に、ネットウヨの連中が、この裁判官はケシカランので不信任に投票しようと言い出した。また、朝日新聞の社説など一部のマスコミ論調が、この教師に同情的な立場から反対意見を強調したため、ネットウヨと同様の誤解する人が一般にもいた。だから逆に君が代問題でその教師に同情的な人たちは、反対意見の判事を良識派だと思うだろう。 しかし、この裁判官は藤田宙靖という「保守反動」として知られる人で、なぜ反対意見を述べたかというと、その教師と支援者たちが思想信条の自由を振りかざし政治的な話ばかりしていたからだった。 そうではなく、思想信条の自由に反していても、業務ならしなければならないことはあり(判決はそう言う趣旨だった)、しかし、それは業務遂行に必要不可欠なものである