KDDI代表取締役社長兼会長の小野寺正氏は18日、9月の社長会見を開催し、前日に総務省研究会がとりまとめた携帯電話業界に対する提言や、同じく前日に同社らが事業企画会社の設立を発表したモバイルWiMAX事業などについてコメントした。 奨励金がなくなればショップ網を維持できない KDDI代表取締役社長兼会長 小野寺正氏 総務省の「モバイルビジネス研究会」が取りまとめた報告書の中では、「端末0円」を実現した代わりに月額料金の高止まりの原因とされている、販売店への販売奨励金の見直しが求められた。 これに対して小野寺氏は「奨励金をなくせばあたかも料金が値下げできるような話の流れがあるように見受けられるが、そう簡単なことではない」と、以前からの主張を展開。仮に奨励金がなくなった場合、同社自体にとっては良くも悪くもないとの認識だが、「販売店や端末メーカーにとっては死活問題になる」(小野寺氏)。「今奨励金