知的生活の栄養が本であるなら、書斎と本棚はその「器」です。 知的生活について語る場合、この「本」の部分を語られることが多いのですが、存外それを支えている書斎、本棚、机、引き出しといった部分は見過ごされています。 その「書斎」にフォーカスをあてたみたいもん!のいしたにまさきさんの新刊、「あたらしい書斎 」がインプレスから登場しました。 献本いただいた本をさっそく週末読んでいたのですが、つくづく「自分が書いてみたかった!」と嫉妬する内容です。 書斎とは作家や知識人だけのものではありません。忙しい人、知的な自由を感じたいと思っている人、自分の個性を見つめ直したいと思っている人、みんなに書斎が必要なのです。それはなぜなのでしょう?### どんな家にもほしい、せめて一畳の「自分空間」 書斎というと、万巻の書物が並んだ豪勢な本棚や、大成した知識人や作家の「城」のようなものをイメージするかもしれませんが